ヤマハルータ RTX830で適切なDNSサーバに問い合わせを行う設定方法
本記事はこんな疑問に答える記事です。
RTX830以外のヤマハルータでも利用できる内容になっています。
以下のように、デフォルトの名前解決は、DNSサーバAで行い、
特定のホスト名(ドメイン)の場合は、DNSサーバBに問い合わせを行う
設定方法を紹介します。👇
名前解決は、DNSサーバに問い合わせを行い、ホスト名(ドメイン)から該当のIPアドレスを確認することを意味します。
例えば、
www.google.com
のIPアドレスを知りたい場合、
ホスト名とIPアドレスの対を管理している「DNSサーバA」に
問い合わせて、教えてもらうことになります。👇
では、NTTフレッツ網内のホスト名(aoi.flets-east.jp)の
IPアドレスを知りたい場合はどうなるでしょうか。
通常、プロバイダのDNSサーバ(DNSサーバA)に問い合わせを行いますが、インターネット網内のDNSサーバに問い合わせても、DNSサーバAは知らないので、名前解決できません。👇
したがって、フレッツ網内でフレッツv6・オプションのネーム機能を利用したホスト名(aoi.flets-east.jp)の名前解決を行うためには、フレッツ網内のDNSサーバ(DNSサーバB)に問い合わせを行う必要があるわけです。👇
問い合わせを行うDNSサーバの設定コマンドは
dns server select
になります。
例えば、
dns server select 500000 2404:1A8:7F01:A::3 any .aoi.flets-east.jp
という設定で
ホスト名(.aoi.flets-east.jp)の解決先のDNSサーバを
2404:1A8:7F01:A::3
に設定することができます。
ちなみに、2404:1A8:7F01:A::3は、NTT東日本エリアフレッツ網内に設置されるDNSサーバのアドレスです。
ヤマハルータ RTX830で複数DNSサーバを使い分ける方法については以上になります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?