物流の未来図
物流業界の現状と課題
物流業界の危機感
物流業界への関心が低下すると業界が廃れる。
物流が動いていることが当然と思われているため、問題が発生しない限り意識されない。
国内物流の課題は話題になるが、国際物流は注目されていない。
国際海上コンテナ物流の現状
パナマ運河の水不足や紅海情勢の悪化で、喜望峰経由に迂回する必要が生じている。
船腹供給量の不足、リードタイムの長期化、主要港湾の混雑、在庫の積み増しなどで需給が逼迫。
スポット運賃が上昇し、コロナ禍の再来とも言われている。
日本特有の課題
日本は長期契約中心で運賃変動が少ないが、市況高騰でスポット運賃との差が拡大。
日本発着の貨物量が伸び悩み、コンテナ船社は高運賃が見込める他国を優先。
運賃が上がらないと日本ではスペースやコンテナが確保できず、「買い負け」の状況が続く。
長期的な影響と対策
買い負けが続けば、日本発着の航路数が減少し、コストや物流の安定性が悪化。
航路の復活には大きな努力が必要。
現在の取り組みが将来の日本の国際物流を左右する。
広く問題を認識し、対策を講じるための広報活動が重要。
行動の必要性
危機感を持ち、現在何ができるかを考え、行動することが求められる。