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物流の未来図

物流業界の現状と課題

  1. 物流業界の危機感

    • 物流業界への関心が低下すると業界が廃れる。

    • 物流が動いていることが当然と思われているため、問題が発生しない限り意識されない。

    • 国内物流の課題は話題になるが、国際物流は注目されていない。

  2. 国際海上コンテナ物流の現状

    • パナマ運河の水不足や紅海情勢の悪化で、喜望峰経由に迂回する必要が生じている。

    • 船腹供給量の不足、リードタイムの長期化、主要港湾の混雑、在庫の積み増しなどで需給が逼迫。

    • スポット運賃が上昇し、コロナ禍の再来とも言われている。

  3. 日本特有の課題

    • 日本は長期契約中心で運賃変動が少ないが、市況高騰でスポット運賃との差が拡大。

    • 日本発着の貨物量が伸び悩み、コンテナ船社は高運賃が見込める他国を優先。

    • 運賃が上がらないと日本ではスペースやコンテナが確保できず、「買い負け」の状況が続く。

  4. 長期的な影響と対策

    • 買い負けが続けば、日本発着の航路数が減少し、コストや物流の安定性が悪化。

    • 航路の復活には大きな努力が必要。

    • 現在の取り組みが将来の日本の国際物流を左右する。

    • 広く問題を認識し、対策を講じるための広報活動が重要。

  5. 行動の必要性

    • 危機感を持ち、現在何ができるかを考え、行動することが求められる。


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