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UXに関わる職業一覧〜Coursera~GoogleからUXを学ぶ〜
以前Courseraの中からGoogle UXコースの初級編を受けてみた感想を投稿しましたが、今回はその内容を紹介します。
まずはGoogle内のUXに携わる人たちの職業一覧とその役割です。
UX職業一覧
まとめるとのくらいの種類の業種がありますが、それぞれの役割を見ていきましょう。
Interaction Designer(インタラクションデザイナー)
ユーザーが簡単に移動できるよう、サイトのレイアウトやナビゲート方法などを考える。(外観的な要素ではなく動きを想定する)
Visual Designer(ビジュアルデザイナー)
製品ブランドに合わせ、アイコンや色、ボタンやフォントなどをデザインすることでユーザーを引き付け、興奮させ、喜ばせる。
Motion Designer(モーションデザイナー)
アプリやWebサイトのページ間をスムーズに移行し、その動きが内容とマッチしているかなどを考慮してアニメーションを考える。
VR/AR Designer(VR/ARデザイナー)
3D空間を活用するUXをどう作るか、酔わないよう構成されているか、快適に没頭できるかを設計する。
UX researcher(UXリサーチャー)
人々が製品をどのように使用しているかを調査し、問題点を特定、製品が問題の解決にどのように役立つかを探求する。
製品は使いやすいか、ユーザーは製品の機能に興味があるか、製品は問題をどのように解決しているかを調査する。
UX writer(UXライター)
UXがより直感的になるように、製品内の言語をより明確にし、トーンを統一させる。また、ブランドイメージを定義するのにも役立つ。
UX program manager(UXプロジェクトマネージャー)
明確でタイムリーなコミュニケーションをとり、有用な製品を構築するプロセスが最初から最後までスムーズに進むようにする。目標の設定、プロジェクト計画の作成、およびチームリソースの割り当てが含まれる。
このプロジェクトの全体的な目標。それらを達成するための計画。チーム内のプロセス作成および改善案の作成など、部門を超えて作業し、プロジェクトを維持管理する。
UX engineer(UXエンジニア)
デザインの意図を、アプリやWebサイトのような機能的なUXに変換する。
各インタラクションをどのように実装し、本来の意図に忠実な方法での構築、代替案の模索などを行う。
Conversation Designer(カンバセーションデザイナー)
音声コントロールでユーザーが物事を成し遂げるため、自然な会話ができるよう、ユーザーリサーチ、心理学、技術知識、言語学を活用して、直感的で魅力的なUXを作成。
ユーザーの特性、実行するタスク、会話のコンテキストに基づいて、理想的な言語とフローを模索する。
でもこんなに人とってる余裕ないんですけど、、
上記でGoogleのUX職業一覧を紹介しましたが、各業種に専門職の人員を配置するのは、コストやタスク量を考えても難しいところがほとんどだと思います。
そこでGoogleは次の3分類のデザイナーの役割を紹介しています。
一つずつ何を示しているのか見ていきましょう
Generalist designer(ジェネリスト デザイナー)
まずジェネリストデザイナーですが、これは中小企業のデザイナーに当てはまることが多いと思います。
ジェネリストデザイナーはUXデザイナーの仕事を全て担って広く浅くUXに関わることや、デザインも統括して行うデザイナーのことです。
ジェネリストデザイナーの仕事には下記のようなものが含まれます。
User research(ユーザーのリサーチ)
Branding(ブランディング)
User flows(ユーザーフローを考える)
UX writing(UXライター)
Visual design(ビジュアルデザイン)
Prototyping(プロトタイプの作成)
Production design(プロダクトのデザイン)
Information architecture(情報設計・構築)
T-Shaped designer(Tシャープ デザイナー)
次にT-シャープデザイナーですが、こちらはジェネリストと同じように幅広くUX業務を担いますが、どれかの業種に特化しているデザイナーです。
例えばビジュアルデザインが得意でメインでやっているけど、他のUXに関わる業務にも携わるようなデザイナーがこのT-シャープデザイナーになります。
Specialist Designer(スペシャリストデザイナー)
最後にスペシャリストですが、これは文字通り一つの業種に専門的かつ深く探求しその業務を専属で行うデザイナーです。
Googleのように大きな企業ではこういったスペシャリストが各業種に専任しているようです。
今まではジェネリストだったけど、専門的に勉強したいからスペシャリストになりたいなども行っているようです。
まとめ
今回はGoogle UXコースの初期にあった内容から、UXに携わる業種一覧をまとめました。
自分はどの業種が向いているのか、働き方はジェネリストやスペシャリストどちらが向いているのかなど、自分の目指す職種の参考になったら幸いです。
また時間を見て続編も紹介していこうと思います。