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〜Coursera〜GoogleからUXを学ぶ
Courseraとは
一流講師による様々なカリキュラムを学べるオンラインのオンライン学習サービスです。
Google Coursera
Googleのデザイナーが教えてくれるクラスもあり、ずっと受けたいと思っていたUXコースを受講してみました。
全編英語というハードルもあり1週間の無料期間の後
月額5000円ほどのサブスクとなっており
時間の余裕のある時でないと試すのすら難しそうだな、、と思い
しばらく放置していましたが、年明け少し時間もできたので
受講してみることにしました。
感想
結論からいうと、
大変だけどおもしろい。
でも絶対受けた方が良いというほどではない。
まずは全編英語だしUXってどこまで勉強できるの?と思うでしょう。
受けてみた結論、全編英語が結構大変なので、私の経歴とプロフィールを見ていただいて、自分にメリットがあるかどうかの参考にしていただければと思います。
筆者のプロフィール
5年のパッケージ(印刷)デザインを経験後、appのUI,UXデザイナーへ転身して現在10年目のキャリア
UIは作成してきたけどUXの探究方法が不明確なのでしっかりした知識をつけたい
日本でしか働いていないので海外のUI,UX事情が気になる
海外留学していたので日常会話程度の英語力はあるが、ビジネスや文章解読になると困難
Courseraのプログラム
プログラムは様々あり、UXはもちろん、AnalithistやInteractionなど様々なコースが用意されています。
UXコースは全4週あり、1週間の無料期間中に全てのコースを受講し完了することもできそうですが、私は時間がなく無料期間内では2週目までしか進みませんでした。
1週分のカリキュラムですが、さすがUXをうたっているだけあって続けやすいよう色々考えられています。
まず基本の流れは
動画視聴>文章で説明>テスト(全編英語)>パスしたら終了
という流れになっています。
動画視聴の長さが絶妙で3~10分以内になっているため
大きなため息をついて始めなくてもサクッと見ることが可能です
しかも動画の説明文が全て英文で書き出してくれており
ページ翻訳を使えば語学変換して動画を見ながら日本語でのインプットが可能です
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このように今読んでいる部分がフォーカスされ、動画もスモールウィンドウになって見えるため動画を視聴する時のストレスはほぼありません。
しかも動画をずっと見ておかないと理解できないようなクリティカルな説明はないので、基本文章を見ておけば内容の把握が可能です。
全世界の人が受講することを考慮しているのが伝わってきます。(さすがGoogle UX)
そして、いくつかの動画を視聴後、テキストで詳しく説明してくれているページで復習をします。
ここもページ翻訳が可能なのでノンストレスで内容の理解ができます。
章の最後に今までの復習問題があります。
正解を80点以上取らないと次に進めず、このスコアは記録されます。
さらにはここの問題に関してはページ翻訳ができない場合があります。
(筆者は1回は翻訳できましたが、9割翻訳拒否されました)
なので、語学力が全くなく自動翻訳のみで受講したいという方はここが大きな壁になると思います。
(私もここで苦戦して時間がかかりました)
しかもスコアが低く3回80点未満を取った場合、24時間試験を受けられなくなります。
ざっと1週目のカリキュラムが完了するまで、私のスキルで2~4時間ほどでした。
とはいえ集中力を持って英語解読していくのは大変なので、1日30分くらいを毎日ちょっとずつ続けるというのがCourseraのスケジュールのようです。
あとはSlackで自己紹介をして世界のUXを学びたい人と繋がれるのですが、基本自己紹介チャンネルのようになっています。
もしかしたら何か有益な情報が得られるかもしれませんが、全編英語なので日本語オンリーの方はSlackには入らなくても良いかもしれません。
受講の内容
1週目 UXデザイナーの役割
受講内容は1週目ではUXの基礎知識。
UXデザイナーと入ってもどういう人たちがいるのか、中小企業と大企業によって職業のカテゴリーも違うのでそういった内容を教えてくれます。
また、UXを考える上でのワークフローの紹介。
UXを考える時何を重視して作るべきかの概念のようなものの紹介。
このあたりが1週目の内容でした。
2週目 UXを考えるプロセス
2週目ではUXを考える上でのプロセスの紹介。
5ストラクチャーの思想やリーンUXなどの話が出てきます。
私は前知識として持っていたため、やっぱりGoogleも同じようなベースでやっていたんだという確信と復習という意味で理解しやすかったですが、
全く知識がない人が1から学ぼうとすると混乱するかもしれません。
そして2週目後半からアクセシビリティの話が始まるのですが、スピーカーが変わると急に動画の長さや言い回しが難しくなりここで離脱、、
いかに短時間でわかりやすい言葉で伝えるのが大切かを実感しました。
(正直アクセシビリティのターンはUX的にはあまり良くない気がしました。長く難しい、、)
3週目 デザインスプリント
3週目では、Design Sprintの話です。
スプリントとは、繰り返して考える開発手法のことです。
スクラムやアジャイルといった様々なワークフローがありますが、体制やいつ誰がどのタイミングで何を決めるかの開発の進め方の一種です。
Googleで実施されているデザインスプリントでは、ルールが明確化されているものがいくつかあり、例えばスプリントに参加している時はケータイ禁止。とかあるようです。
この辺は私が実際体験したスプリントとはかなりやり方が違っていてGoogleならではの従業員に対してのケアも考えられた体制になっていて、私もこういうスプリントを体験してみたいと思いました。
スプリントについてはこちらの記事が参考になるようです。
Google Design Sprint kit
Google Design Sprint Sheets
What’s a Design Sprint and why is it important?
Inside a Design Sprint Workshop at Google
3 things I learned from my first design sprint
4週目 〜ポートフォリオ〜
4週目はポートフォリオの作り方や、どうやってUXデザイナーとして活躍するかについてでした。
このクラスはUXを学んでしっかり職業としてスタートアップできるようにというコースのようです。
海外で働くことを視野に入れている人には有益なよく使われるサイトや履歴書の使われ方の紹介などがされていました。
ポートフォリオサイトの参考ページが紹介されていたので、メモとしてこちらに記載しておきます。
特に参考になったもの
https://joshglucas.com/project/mechmarket
https://www.tongfangsun.xyz/airbnb
https://danegalbraith.com/about
https://www.anqiwan.com/resume
その他ポートフォリオサイト
https://www.shabnamkashani.com/
http://www.lisasuefischer.com/
https://danegalbraith.com/pocket
https://www.nicolaspellegrino.com/ponder
http://www.kartikrao.in/google-ux-research-internship
http://kaiwei.design/#/work/mood
https://www.anqiwan.com/
https://www.carsonyoung.ca/project/oble
http://pennybanks.com/jetinternship
UX参考サイト
GoogleのUX受講は途中から有料になってしまいますが、
なんとなくUXについて知りたいだけだから受講までは、、
という方向けにはこちらを紹介します。
講座の中でも紹介のあった記事でUXについて書かれているものです。
UXの5ストラクチャーについて
https://medium.com/omarelgabrys-blog/ux-a-quick-glance-about-the-5-elements-of-user-experience-part-2-a0da8798cd52
デザイン思考のUXプロセス
https://xd.adobe.com/ideas/guides/ux-design-process-steps/
UXリサーチツールの紹介
https://xd.adobe.com/ideas/process/user-research/best-ux-research-tools/
まとめ
元々はUXの基礎的な使うべきツールや考え方などが知りたかったのですが、明確に決められたものはないというのが結論でした。
繰り返し反復しながらより良いものを作るため探求する
というのがGoogleがかかげているUXプロセスのようです。
この講座で勉強になったと思う点は、
UXというものに関係する職業名称や、設計に必要な考え方のプロセス(5ストラクチャーなど)の紹介があったことでした。
ただ全体を通して、具体的に手を動かしたり、何をやったら良いか具体例があるわけではなく、
どちらかというとワークフローの紹介が多かったです。
実践という意味では、プロジェクトに自分が携わってこの仕組みどおり動かしてみないことには何とも言えないなと思いました。
前段にあった名称やワークフローなど、学んだことのまとめも時間をみてnoteで紹介していこうと思います。
株式会社BrewusではUXにも取り組んだUI設計を行なっています。