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喪失しよう そうしよう

失恋でポエマーになってしまう人ほど、短期間でけろっとしてしまうことが多い。
修飾に修飾を重ねたあの泣き言はなんだったのか。

ああいう連中のたいていは女だ(偏見(ごめん(土下座)))。明日の天気は晴れなのだけど、小学生のときに「ぼくのなつやすみ2」をやりすぎたせいで、ザリガニ釣りを実際にやった経験があるのかどうか記憶が曖昧で困る。Howdy World。文章というのは賭けの連続だ、とブコウスキーがどっかの本の何ページかで言っていた。

あるセンテンスAのあとに何を書くかは自由なんだ。これは比喩ではなく、本当の自由だ。僕自身、突拍子もない文に飛躍することがよくあるがこれはたんにADHDである。賭けなんてしない。おっかないからね。ぼかぁ臆病者だからね。

臆病者で思い出した。そうそう。
こんな雑文を書いてしまうのだから、僕だって同じ穴のポエマーだ。いや、ポエマーですらない。詩人に成り下がったポエマーにすら及ばぬ、ただのペンおしゃぶり野郎だ。
それだから失恋したときはそこそこ落ち込んで(ぴえん🥺)なんて思いつつ筆を執りたくなったりする。

けれど臆病者だから踏みとどまる。

(自分は何か愚かしいことをしようとしてるんじゃないか?)
(これは書くほどのぴえん🥺か?)
(本当の、本当のぴえん🥺なのか?)
(ぴえん🥺ってなんだ?)

そうやってぐるぐる反芻思考を続けているうちに半年経っていたりするのだ。なにも書き出せないまま半年。
でも心は依然ぴえんぴえん🥺痛んでいる。

そんなときにどうだ。周りを見れば、半年前自分と同時期にぴえん🥺してた人物が「あー、もう吹っ切れた」とか、「マジなんであんなヤツ好きだったんだろ笑える」なんて随分前に吐き捨て終えて、今ごろ次の恋に邁進しているのだ。

そんなんだったらオレも半年前に「ぴえん🥺」って発散しとけば良かったわ!!‼️  ワシのぴえん🥺の方がぴえん🥺だろうが!!!!って言いたくなる。まあ言わないけどね!!

そうしてようやく、ここまで引きずっているなら、この思いは文章にしてしまっても良かろうとペンを執るのだ。

かなしい
つらい

ずっとそう書きたかった。言いたかった。
でもそれさえ僕にはむずかしいんだ。





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