意気込みと成果
今までの経験上、意気込みと成果は比例しない
かつては意気込みの強さ、想いの強さが結果に結びつくと思っていた。
何かの際に奇跡的な力を発揮する
最後に競り勝つのは気持ち。
ラストスパートで心が折れていれば負ける確率は格段に上がるし火事場の馬鹿力が出ることもある。
しかしながらそれは絶対ではない。
レースは誰よりも早く定められた距離を走りきった方が勝ち、極めてシンプル。
まずその大前提を忘れてはならない。
そこかへと繋がるアプローチが作戦であり練習だ。
昨年大幅の自己ベストを更新して一気に駆け上がった。しかしそこには想いの強さがどれだけあったか。振り返れば結果が出ない時の方が強かった。
昨年からウォーミングアップする時点で気持ちの中では帰りたいが8割、残りはやるしかないよなという気持ち。
レース前にはその気持ちが逆転したり、ワクワクする気持ちが強くなる。
崇高な誰かのため とかはない。
0じゃないけど。
意気込みの強さは手段と目的を履き違える危険をはらむ。意気込むことに満足すると危険だ。
過剰な意気込みは力みを生み、思い通りに身体が動かず焦って更に力む。負のスパイラルに陥る。
意気込みは自然発生でいい。〇〇するぞ!!と思うこと自体は悪くないが、〇〇するぞ!!の裏側に〇〇「しなきゃいけない」が隠れていると外的な強制が発生している可能性があり、固くなるリスクが高い。あくまで自発が重要なのだ。
自発的な意気込みはフットワークを軽くする。
〇〇するぞ!!の中身が〇〇したい!!という自発的欲求になると伸び伸びと動かせる。
成果を得るとき、実体験では意気込みの熱量は大して成果に直結しない。
重要なのは自発的でそこに「楽しい」が隠れているかだ。
成果を得た自分になりたい
そういった自己実現の欲求が根本的なエネルギー源でありハイオクなのかも知れない。