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「しんどい」をさらりと語れる人は美しい。

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【萌葱色の随想。vol.1】

今に始まったことじゃないけど、
Instagramを筆頭に、SNSの世界は
「幸せを語らなきゃいけない感」
が充満してるよね。

僕はSNSの投稿を見ながら、
人生の上澄み部分だけを載せていくのはつらい
と思ってしまった。

彼らを否定してるわけじゃない。

単純に、
僕の性に合わないというだけの話なんだ。

それで僕は、ブログには可能な限り
良かったことも良くなかったことも書くようになった。

とはいえ、
「しんどい!」って弱音を口に出すことに
臆病になることもある。

僕も
人からよく見られたいという気持ちがない
と言えばウソになるから。

そういうとき、
「しんどい」をさらりと口に出せる人って
すごいなあと思う。

グチを言うとか陰口をたたくとか、
誰かに依存するとか、自分を悲劇のヒロインにするとか、
そういう被害者意識を持つ人ってことじゃない。

しんどいという自己の感情を、
赤裸々に、率直に伝えられる人ってこと。

自分の弱さをまっすぐに語れる人。
そんな人を、僕は美しいと思う。

着飾った美しさより、ずっと。

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