ブラックのコットンツイルパンツ【縫う】
「縫う着る歩く」の「縫う」。そう、着るだけでなく縫ったりもする。趣味が高じたのだ。
「服、自分で作ってみたいなぁ」と思ったのが今から3年前とか4年前。ミシンなど設備を揃え、実際に初めて作ってみたのが2年前。それから何着か、独学で作ってきた。シャツ、イージーパンツ、裏地なしのジャケット。1パターンだがルックができる。完成度は...聞かないでほしい。
そして今年の初め、文化服装学院のオープンカレッジを受けてみた。これまで本を読んだりYouTubeを観たりと、独学でやってきたのだが、そこで初めてプロの指導を受けた。これまであやふやだった部分ややり方が分からなかったところが以前より理解できた。
設備もプロ仕様のもので「ああ、これは家庭用ミシンには戻れないわ」と思った。JUKIの工業用ミシン買いたい。
その時はシャツジャケットを作った。生地は厚く硬い、コットンのツイルだ。その布のあまりの強度に縫製に難儀した。出来上がったシャツを壁に立てかけたら自立した。まあ、それについてはいずれ書こう。
さて、久々に何か作ろう。何を作ろうか。せっかく作るのだから、普段着られるものがいい。気楽なワンマイルウェアがあるといいと思っていたのだ。
そうなると、パーツが少なく短時間でできるイージーパンツだな。
生地は去年ユザワヤで買ったまま、押入れで熟成(放置)されていたブラックのコットンツイルがあるじゃないか。なんの変哲もない、オーソドックスなコットン100%のツイルだ。程よい厚みだが柔らかくもある、扱いやすそうな生地だ。
そして、型紙。以前型紙付きのソーイング本から写したお手製のものはあるのだが、押入れの中でくちゃくちゃになってそうだし、カット済みの型紙を売ってるサイトがあるし、今回はそれを使ってみるか、ということで「洋服の型紙屋さんフルール」でメンズイージーパンツの型紙を買った。
写真だとシルエットが少しおじさんぽい感じもする(丈の長さのせいか?)が、そんなときはロールアップすればいい。私はストレートシルエットパンツはロールアップすることで全てが上手くまとまるという思想を持っている。
型紙は割と早く届いた。ありがたい。
材料は手元に揃ったので、カタカタ縫っていく、のだが、製作過程の写真を撮っていなかった。次回からは撮っておこう。
というわけで、いきなり完成形の写真。完成後、洗濯をした。今回生地の段階での水通しはしていない。型紙を少し大きめにしてあるのと、出来上がりを洗って歪みを出してみたかったからだ。
ゴムウエスト、アウトポケット、前開き、ストレートシルエット。このパンツの仕様はこのような感じになる。初心者でもある程度作りやすい型だ。前開き仕様だけは初めてだったので、そこはチャレンジ。少しずつ難しいことも出来るようになりたい。
次にディテールを見ていく。
縫い代は全てパイピングしてある。
製作時間は6時間ほど。まだまだ改善の余地あり。だが、致命的なミスなく最後まで作り切れたのが良かった。
次回はナイロン混のグリーンとかイエローの明るい色で作ってみたい。
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