ピンクの電卓
何年か前にピンクの電卓を誕生日プレゼントでもらったときは、未来にこの電卓で簿記3級を受けて合格する、なーーんて思ってもみなかったな。
当時はなんでだかわからないけど、電卓が好きだった。なにをするわけでもないけど、もらったときはうれしかったし大事にしていた。東京への引越の時もちゃんと荷造りの中に入れて。
2020年COVID-19で世の中が騒ぎ出した頃、ちょうど離職したタイミングで時間があったこともあり、履歴書に書くことができる資格を取りたいと思ったのがキッカケ。
試験の勉強は11月の半ばから1ヶ月ちょい。インプットできてるようで、できていないし、アウトプットは嫌になるくらい遅い。コレが老化なのか…という思いを痛感しながらの勉強でした。
そしてちょうど勉強をしてる最中に、試験がテストセンターでも受けることが可能になったと!来年2月に試験のはずが今年中に受けられるなんて!と思い、焦って試験を予約したは良いが、勉強時間足りなかったね。ちょこっと先延ばしにして、試験日確定。
試験の会場に入る前、 試験室に案内してくれる方が、気まずそうに、
「あの…電卓…お持ちじゃないみたいですが…?」
「!!!!!!」
さすがに簿記の試験で電卓を持たずに入室はないでしょう〜
ありえないミスに動揺してしまって、席についても手がひどく震え、焦りまくり、緊張しっぱなしの試験でありました。
ピンクの電卓が目的を持って共に試験に挑む相棒になったね!
ならロッカーの中に忘れるな、ってね。ごめんごめん。