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119ページ目 「大型二種」VS自動運転(AI運転)

昨今 AI運転の開発が急速進んでいる

最終的には、AIが自分で考えて
目的地まで運んで行ってくれるらしい

私が子どもだった頃(1990年頃くらい)だったら
夢のような話だ

日本人は世界から見て 少し遅れているようだけど
(開発や法整備など?)
それも、日本人の「慎重な性格」から来るものかもしれない
(技術革新が生まれないと批判的な意見も多いみたいだ)

私は 若い頃に「大型二種」免許を取得した
(タクシー 大型トラック 大型バスなど乗れる免許)

当時は「大した志」なんてものはなく
ただ単に 当時 勤めていた会社の景気が悪くなってきて
苦肉の策としての取得した

それによって当時 収入が厳しい頃
いろいろと助けられた事も多々ある

バス・トラックの運転の実務経験もある

そこで 先日このような事がおきた
休日に 自家用車で「片側2車線の道路」を走っていて、
私は左側 そして右少し斜め前に4トンダンプが走っていた

速度としては、お互い60キロくらいで走行していた

すると突然 「バンっ」と大きな音を立てて、
ダンプの「右前のタイヤ」がバーストした
(バーストとはタイヤが破裂すること)

そのせいで、ダンプはバランスを崩し
コントロールを失い 
後ろに積載していた 大量の「砂利」
道路に振りまいてしまった

路上に大量にばらまかれた砂利は、
私のクルマにも当然降りかかった

幸運な事に ダンプとの接触や車のダメージはなかった

タイヤがバーストしたダンプは ゆるゆると速度を落とし
路肩に安全に停まった

この場合 AI運転だったらどう考えのだろうか?

・自車(ダンプ)の運転手を守るのか?
・積み荷の破損を防ぐ事を一番に優先するのか?
・近くを走っている車・歩行者を助けるのか?(つまりその時の私)

何を助け 何を犠牲にするのか?を
コンピューターは判断する事になる

もちろん 人間のドライバーだってミスはする

確かに ドライバーが認知症だったり
判断力が落ちた高齢だったり
免許を取って一年未満の「初心者ドライバー」
だったりすれば怖いと感じることも
あるかもしれない

でも 全てが合理的に「損得」で判断される世界はもっと怖い

「人間の命」は 金額に表す事ができないが、
運輸の世界は コストやリスク回避が必要となる

例えば仮に 
数千万のスポーツカー(近所で運んでいるのを最近みた)」
だったり 代替えの聞かない美術品
大型の新幹線の部品
はたまた 動物(競走馬など
だって当たり前のように道路上を走る

もしもAI運転で「何を最優先で守るのか?」という設定を
企業側が設定できるとしたら・・・ 一体どうなるのだろう?

そう思うと まだ「人が運転する方が良い」
と感じる人も 多いのではないだろうか?

わたしは運転が好きだ

そしてそれと同じくらい 「技術の進歩」も楽しみだ

この先、10~20年後の未来は
いったいどうなるのだろう

その昔 
馬車から 自動車に変っていく時を
見届けた人がいる

我々も その時と同じように
歴史の1ページをリアルタイムで
体験することになるのかもしれない


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