アイスと雨音

本日渋谷ユーロスペースにおいて映画、『アイスと雨音』をみてきた。
http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000228

観に行った純粋な理由はMOROHAのファンだから。特に深夜に聴くMOROHAはとても効く。

というわけでMOROHAが劇中歌なんだから熱い内容なんだろうなあとぼんやり思いながら、しかしとくに内容へ期待をせず劇場へむかった。
お笑いを観に行った去年ぶりのユーロスペース。

人曰く、一本撮りの挑戦的な映画。人曰く、若手有名監督の新作。
でもそんなのはガワの話でしかなくて直接の、この映画の面白さとはなんの関係もない。僕は別に映画論をぶてるわけでもないので。

さてじゃあ面白さはというとどうなんだと。
funnyではない。胸がいたくなる、唇から血が流れるタイプの感情への訴えかけがある。
一番泣きそうになってしまったのは一番はじめにMOROHAがでてきたシーンではあるんだけど。これはファンだからの贔屓目なのかもしれないけど。
仕方ないよ、ツボなんだもの。

主演のココロさんは、とてもよかった。
はじめはただ普通の等身大の女優さんだったんだろうと思う。監督に理不尽で抽象的すぎることを言われて憤っている。でもそれが物語が進むにつれてだんだん役を憑依させていき、ちょっとした狂気をはらむ人になり変わっていく。
役を演じているところとドキュメンタリーの部分が交わっていき最後にはどろどろに融けてなんかもうよくわからん。

あとアップでカメラ目線とかされると恥ずかしいよね。

そんなわけでとてもおセンチなので観て(雑

上映後のトークイベントの様子。前作はみてないので知らない人たちでした。
でも青い服の背の高い人は、かわいいって言われ慣れてて、それをなんとも思ってないだろうなっていうところが垣間見えて好き

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