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忘れちゃいけない本の話

今年前半に読んだ本の中に入れ忘れていたエレーヌ・グリモーの『野生のしらべ』!

なんという忘れん坊!

今、メモに溜まったあらゆる情報を片付けているところで、図書館で借りた本の記録を発見。


美しいピアニストとして有名な、エレーヌ・グリモー(1969年〜フランス)は、内面に抱える自身の問題と向き合っていました。

彼女の子ども時代からの話と、狼についての話が交互に現れては、進行していくストーリーになっていて、ドキュメンタリー映画を観ているような感覚に陥りました。

ある日、出会った狼とのエピソードは、出会うべくして出会ったのだ、出会えて良かったと思いました。

この本を読むことになったのは、今年の3月の発表会で演奏したフォーレの舟歌がきっかけでした。

私は、舟歌の6番をどんなふうに弾こうかと考えていました。

YouTubeで検索している途中にこの曲が出て来たので、探している曲をそっちのけで何気なく聴き、今でもお気に入りです。

気に入った曲は何回も聴いてしまう、いつもの癖です…。

フォーレの色彩豊かな音楽が、私にぶつかってくるのを感じ、驚きました。


本に書かれていた、彼女が関わったり影響を受けた音楽家のことも忘れたくないので備忘録としてここにご紹介します。

レオン・フライシャー(1928~2020年)アメリカのピアニスト・指揮者

ホルヘ・ボレット(1914~1990年)キューバ生まれのピアニスト・指揮者


年末の慌ただしい時期なのに、『野生のしらべ』を読んだ時のゆったりとした感覚を思い出し、一息つけました。

今年もあと一週間、早かったなぁ…。

今年の後半に読んだ本も、まだまだあるので、改めてゆっくりご紹介したいと思います。


今年前半に読んだ本です。


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あさ
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