まだ、届けたい
大学一年生の夏に気仙沼に来てから、もう1年半もたちました。一年半しかたっていない、というのも正しいのかな。
インターンも、今回で3回目になります。
SOKOAGE CAMP。5泊6日で自分と向き合う合宿型プログラム。
前にもnoteに上げましたが、私が大切にしている場所です。
今回も、大学生の春休み期間の2月~3月にかけて開催します。期が4期に分かれているので、ご都合をつけて参加していただき易いはず…。
そもそも、なぜ私は参加したのか、なぜインターンという形で関わりつづけているのか、少し書かせてください。
どうして参加したんだろう
私は高校生の時に「底上げ」の存在を知りました。
なんだかすっごく楽しそうなオトナだな、私が見てきた大人とまるで違う。なに、この人たち…と思っていました。
Facebookでフォローだけしておいて高校は卒業。
1年間、浪人生活を経験してやっと大学生になりました。だけど、なんかしこりが心に残る。なんだかんだ、入学することになった大学での生活は楽しいし、充実してる。…不安やモヤモヤなんかない、大丈夫大丈夫。
そう思うようにしていた時、Facebookで流れてきたSOKOAGE CAMPの参加者募集の投稿を見て、説明会に行って、
「私は行くべきなのかもしれない」
そう感じて参加を決めました。
私にとってのキャンプ
不安も、戸惑いもありながら気仙沼に行きました。
でもニコニコ、愛想は絶やさずにいつもの私。素直で協力的な、いつもの私。
ニコニコして、笑顔で仮面をかぶってた。自分を守ってた。これ以上、見たくない自分がいることに、薄々気づいていた。
でも、その自分も、認めてあげたかった。それも、私だって、認めてほしかった。それがみんなに受け入れられないような、ずるくて弱い姿でも。誰にも見せられなかった姿の私が、本当は言いたかった気持ちが、のど元まで来てた。
最終日を目前にしてやっと、その自分を出せました。痛くて、苦しい、だけど受け止めてくれる人がいたから勇気が持てた。そんな自分を「おかしいね」、「いとおしいね」、といってくれる人に出会えた。
あっという間の5泊6日でした。
なぜインターンとして関わり続けてきたのか
参加した時、一番近くで見守ってくれたのが、ごはんを作ってくれたのが、自分をオープンに見せてくれたのが、等身大で関わってくれたのが、インターン生でした。
私も、誰かにとってのそういった存在になりたい。思いに寄り添いたい。
その思いでインターンをはじめました。
はじめると、たくさんの発見も、後悔も、やり残しも、ありました。人に本気で向き合うって、こんなに難しくて、神経をすり減らすことで、結局は自分に向き合うことになるんだなあと感じました。
でも、やっぱり私はあの場所が好きだった。
頑張りたいと思わせてくれる場所がそこでした。
インターンでたくさんの仲間ができて、つながりができて、忙しけど楽しくて、今まで想像もつかなかった日々が送れています。ひとつ、新しい基地をみつけたような、そんな感覚。
今回のキャンプ
キャッチコピーは
ここから発車-ジブンイロの未来へ
キャッチコピー決めには、たくさんの時間をかけました。それだけ思いがこもっています。
このキャンプは、参加したあなたにとってのスタート地点。ここから、それぞれの未来に向かっていく。
そこに正解はなくて、あなたが進みたい道を作っていける。
そういった思いを込めました。
キャンプに参加したら何かがガラリと変わるとか、明確な未来が見えるようになるとか、とにかく参加することがゴールになるわけじゃない、というのがインターンの多くが思っていることです。
あくまでも、ここはスタートなんです。少しだけ、背中を押してもらえる、スタートなのです。そのあとの生活は自ら作っていかなければなりません。
でも、
スタート地点がここにあるよ、迷ったら帰っておいで
そう言ってもらえる場所があるだけで、私は安心して進めると思うのです。
必要な人はまだまだきっといる。一緒の時間軸で、生きていきたいと思う人がきっといる。
このキャンプは、特別な人のためだけに開かれたものではありません。ひどくつらい経験をした人とか、しんどさを抱えた人とか、意識が高い人とか、そうじゃなくて
どこにでもいる大学生にも来てほしい。私は大丈夫、なんでもないし。そう思っている人にも来てほしい。少しでも、気になった人には来てほしい。
気仙沼に来ませんか。
https://www.sokoagecamp.com/