チームかえる
校庭の隅にいた小さなカエルちゃん2匹が、私の学級の仲間になりました。
かなり、かなり、、
私としてはストレッチゾーンな出来事です。
私のカエル嫌いエピソードは、なかなかのものでして…
そんな私のクラスに、子どもたちが捕まえてきたカエルさんがやってきたというわけで…
チームかえるのリーダーは、パワーポイントでスライドを作ってみんなに提案をし、名前も公募で決めるなど、とっても意欲的。
その意欲に皆も頷き、飼い始めることに…。
でも、事件は翌日に起きました…😅
エサを探しに行ったはずのチームかえるは、なぜかまたカエルを手にして帰ってきました、!
しかも、10匹ほど、、瓶に詰めて、、
それには、クラスの女子達から大ブーイング。
緊急の話し合いの場を設け、チームかえるはクラスのみんなの不満を受け止めることとなりました。
だんだんと感情的になってしまう子もいたので、
「気持ちは一度置いておいて、意見か質問だけ言いましょう」
とだけ指導をして子どもたちの話し合いをしばらく眺めていました。
最初はリーダーが話を聞いてまとめ、なかなか真剣に話し合いに向き合えないチームかえるのメンバーもまとめ…としていましたが、荷が重かったのか、途中でリタイア…
途中からリーダーが変わったのですが、代打でリーダーをやってくれた子は、今までに見せたことのないリーダーシップを見せて話し合いをまとめ始めたのです。
ひとしきり意見や質問を収集したので、私から少し話をしました。
結局、今日新たに捕まえてこられた10匹ほどは逃がされ、元からいた2匹は引き続き飼い続けるということになりました。
ただ、今回の一件でカエルに対して嫌悪感を抱く子どもが増えたため、カエルの飼育箱には囲いを取り付けることに。
その囲いが完成するまで、2匹のカエルはリーダーの家で預かってもらうことを子どもたちにはお願いしました。
その結論に至るまで、チームかえるは別室で話し合いをしたのですが、私はそこで新たな彼らの一面を見ることとなりました。
普段は見せない真剣な眼差しで話し合い、途中からは私の手を離れて彼らたちだけで話し合いを進めていたのです。(しかも、ホワイトボードなんかも巧みに使って…!)
クラスメイトの嫌悪感を少しでも無くし、何なら親しみを持ってもらえるように囲いにイラストや折り紙を付けて、
でもカエルにとっての環境にも配慮して採光ができる仕組みにして、、と。
正直、私はまだカエルは嫌いなので、個人的には教室で飼いたいと思うことはできません。
でも、こんな彼らを見せてくれるのなら、これから成長する彼らを見せてくれるのなら、少しは飼ってもいいかな、なんて思えています。
子どもたちにとって、今回の事件はあまり喜ばしいものではなかったかもしれません。(話し合いの時間で体育も潰れてしまったし…)
でも、こうして意見がぶつかり合う経験をしたり、ピンチに陥って子どもたちの底力が見えたりすることで、また一つ大きくなれたと思います。
大騒ぎの1週間でしたが、振り返ってみれば、教師としてはニヤニヤできる1週間でした。
日曜日は車を50分ほど走らせ、同世代女子たちとこちらに行ってきました。
ゆったりとした空間でいろんな人とお話したり、女子同士でおしゃべりしたり、おいしいものを食べたり、川の水の冷たさを感じたり…
とっても良いリフレッシュになりました✨
日には焼けたけれど(笑)