君は知らない
時々ふと思い出す、歌がある。
何の脈絡もなくふいに、その歌のメロディと歌詞が、頭の中に流れ出すのだ。
ああ 君が好き 胸が痛い
もっと君を近くで見たい
平気な顔のぼくの
泣きそうな孤独を
ああ 君は知らない
君が好き胸が痛い / KAN
もう28年以上前の曲で、しかもアルバム収録曲。
「愛は勝つ」が入っているアルバムだから、当時聴いたことがあったのかもしれない。
でも、ファンでCDを買ったというわけではない。
平気な顔のぼくの
泣きそうな孤独を
ああ 君は知らない
この歌詞だ。
自覚はなくても、きっとそういう気持ちでいるときだ。
人生の折々で、浮かんでくる。
平気な顔。泣きそうな孤独。
言葉が、心を映す。
胸が、しめつけられる。
今日もふと思い出したので、ここに書いてみた。
帰りに見た夕日が、綺麗だったからかな。
誰かに伝えるのは、はじめてだ。
誰も知らない。
こんな風に、何でもないようにして
心にじんわりと、残るような。
それでいてするどくて、叫びのような。
真をつく言葉を、綴りたい。
写真を、撮りたい。
歌を、うたいたい。
いつか、わたしも。
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