うたった歌の話を Vol.7
今月は春にちなんだ歌について書いています。
今夜は、わたしにとって外せない春の歌のお話です。
この企画について
2008年から6年ほど、とあるお酒が飲めるお店で、ギター演奏者であるお店のマスターとわたしは定期的にライブを行っていました。この企画は、そのライブでわたしがボーカルとしてうたった歌を紹介していくものです。邦楽のポップスのカバーを中心に、ときどき洋楽もあります。毎週土曜日に書いていく予定です。
平成という元号が終わろうとしているいま、懐かしい曲をゆるく紹介し、みなさんと共有して楽しめればと思っています。技術的に役立つ話はありません。どうぞ気が向いたら、お付き合いください。感想などコメントいただけるとうれしいです♪(Vol.6はこちら)
きょうの一曲
さくら(独唱) / 森山直太朗
(2003年、作詞:森山直太朗、御徒町凧 作曲:森山直太朗)
曲の紹介
森山直太朗さんの代表曲であり、春の定番ソング。
“桜”がタイトルに入っている日本の曲ってたくさんあるが、わたしにとって“桜”といえば、この曲だ。
ウィキペディアによると
元々は森山の友人の結婚をきっかけとして作られたもので、この曲はデビューミニアルバム『乾いた唄は魚の餌にちょうどいい』に、バンドアレンジとして収録されていたものをピアノ独唱バージョンとしてシングルカットしたものである。
それで、(独唱)だったんだ!笑
先日テレビ番組で、ご本人が歌うのを聴くことができた。その時は中学生か高校生の合唱部の子たちと一緒で、(合唱)だった。
「泣くな友よ 今惜別の時」という歌詞があるように、卒業式に歌われているのだろうか。わたしが親で、その式に出席していたら間違いなく号泣だ。笑
うたってみて
この曲は、サビがなんといっても力強い。そして高い。桜の花びらが青空に舞い上がる様子が目に浮かぶようだ。スローテンポで息が長い部分があるので、息継ぎのところで息をしっかり吸って歌う。わたしはやっぱりシンプルな伴奏で歌う独唱が好きだ。いつ歌っても、胸に迫る歌詞がある。
今なら言えるだろうか
偽りのない言葉
輝ける君の未来を願う
本当の言葉
もしかしたら、友だちは志望校に合格し、主人公は落ちてしまったのかもしれない。羨んだり妬んだり、悔しかったり惨めだったりした気持ちを越えて、大好きだった“君”の幸せを願う、心からの言葉を最後に伝えたい。そんな情景を歌いながら思い浮かべるのだ。
来週には熊本も桜が開き出すだろう。
この歌を胸に、この季節を過ごしたい。
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今夜もお付き合い、ありがとうございました!