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MARETU氏作曲「あいしていたのに」個人的考察※カニバリズム注意


はじめ

はじめまして。

タイトルの通りです

恐らく皆さんが思っているよりも大変面白い考察ができていると思います

とりあえず一度聴いてみてください

この曲を聴いてどのようなことを思ったでしょうか

私は正直考察とかが苦手なので初めて聴いた時(おっ今回の楽曲は愛に狂った男女のカニバリズムがテーマなのかな?うわ~、やっぱMARETUさんの曲グロいな〜)くらいの感覚でした

ただこの動画のコメントに「柔らかい指ってあんま男性に対して使わないよね、もしや百合の可能性が…?」みたいなのを見たときに脳みそがえげつないほど活性化しました

冷静に考えると男性が女性を食べているとも解釈できるのですが百合厨の脳みそはそうはいきません、残念だったな

ただ正直、考察をしていくごとに百合ではなく火曜サスペンス劇場にありがちなただの泥沼恋愛事情みたいになってしまいました

綺麗な百合にできず残念です

なか

私のこの考察に出てくる登場人物は歌詞に「私」と表記されているいわば主人公の女性(A)・Aの夫である男性(B)・Aの親友である女性(C)です

歌詞を順に追っていきます

一番

絡めた鼓動 捧げたもの
忘れないよ あの記憶も
体中に 刻みつけよう もっと
もっと もっと

ここの歌詞は女性(A)が男性(B)を愛している、献身している様子です

「体中に刻みつけよう」など少々表現が激しいところでAがヤンデレ気質であることを示唆してますね

逃がさないよ あなたのこと
とられたくないよ 私のもの
ひとつになろう 身も心も もっと
もっと もっと

ここの歌詞は普通女性が男性に向けている感情とするのが一般的でしょうが私は違います
これはAが親友の女性(C)に向けている感情だと解釈します

親友であったはずのC
しかしBとCが実は浮気していたという事実を知ってしまう…
みたいな背景を付け加えるとしっくりくるかな

ここの「とられたくないよ   私のもの」というのはBにかかっています
Bは私のものだから、あなたに取られたくない

「ひとつになろう」ってのは物理的にですね
あくまでも「あなた」に取られたくないということなので、一緒になってしまえば問題ないのでは?という考えに陥ってると考えられます

ここでカニバリズムをなんとなく察せます

終わってしまう前に 終わらせよう
乾ききった おままごと

(Bと私の関係がここで終わってしまうのなら)終わってしまう前に
(私の手でBとCの関係を)終わらせよう

「乾ききったおままごと」はAがCとの関係性を皮肉って表現したものです

一番サビ

愛していた。愛していたのに。
こうしてやる、裏切り者は。
返してくれ 私の想いを。
愛していた、愛していたのに、 ずっと…。

メロディに何かを刺しえぐっているような音があるのでここでめった刺しにしてます

さっきの私の考察に乗っ取って考えるとこの場面でAが抉っているのはBではなくCの体でしょうね

「返してくれ   私の想いを。」はCに対しての感情ですね
あなたがBを愛したら私がBを愛していた気持ちはどうなってしまうの!?という感じに若干ヒステリーを起こしていると解釈も出来ますね

あまり関係はないですが「ずっと…。」のところで右耳を澄ますとほんとちっちゃい声で「いただきます」って言ってるように聞こえるのでここではまだ食べてないっぽいですね

二番

柔らかい指 優しい顔
とられないように ここにしまおう
あなたはもう 私のもの ずっと
ずっと ずっと

はじめで述べたようにここの「柔らかい指」で百合が垣間見えています(重要)
実際女性に向けての発言だと思うとかなりしっくりきます

(Bの私に向ける愛情がCに)とられないように
(愛情の矛先が私になるようにCを)ここ(私の体内)にしまおう

この解釈が脳裏によぎった瞬間めっちゃ気持ちよかったです
ここ思いついてなかったらこのnoteなかったって言っても過言じゃないです

「あなたはもう 私のもの」は一番と対になっていて、二番ではBではなくCにかかっています

Cを食べた私は実質Cになったってことだよね?
これでBはまた私を愛してくれる!
みたいな感じですかね

自分で書いててなかなかAのヤンデレっぷりにビビります

終わってしまう前に 終わらせよう
腐りきった おままごと

前半は一番と変わらず同じ解釈で問題ないと思います

「腐りきったおままごと」は一番のAがCとの関係性を皮肉って表現したものと変わりはないと思うのですが「乾ききったおままごと」よりも凄みがより一層増した気がしますね

昔どこかで読んだ「一度腐ったみかんはもう元のみかんには戻らないだろ?腐女子もそうなのさ」みたいな文章が未だに記憶に残ってて好きです

信じていた 信じていたのに
(信じていた 信じていたのに)
愛していた 愛していたのに
(愛していた 愛していたのに)

正直特に書くことないです
これはAがBとCの二人に対して思っている気持ちのことだと思います

A「Bを信じていたのに、愛していたのに!」
A「Cを信じていたのに、愛していたのに!」
ダブルミーニングみたいですね

ラスサビ

愛していた。愛していたのに。
こうしてやる、裏切り者は。
入ってきて、私の内側!
愛していた、愛していたのに、 ずっと…。

遂にAがCを食べます

これは一番サビにも通ずるんですがここだけ歌詞に句点句読点が付いているんですよ

つまりこれはAの口から発せられている言葉と解釈できます
Cの知らないところでAの気持ちはとても大きくなっていた、それをCが知る事になるのは息絶える瞬間だった…

死に苦しみながら愛を感じるってどんな感じなんですかね

コメント欄にもありますが一番のサビと比較すると「こうしてやる」の「う」が若干「ろ」に近づいているんですよね

一番
二番

「乾ききったおままごと」のときに抱いていた感情が薄れつつあり、明確な殺意をCに向けだしていることの表現なんですかね

そう考えると「腐りきったおままごと」は親友への感情の希薄と殺意の発現を表現してたんでしょうか

曲の左上にずっと存在していた♡が「入ってきて、」の歌詞と同時にすべて空になる

完全にCを殺し切った(♡が全て消えた)
私はBに愛されたいがためにCを体内に入れる、人食という行為に走るというのがここでも読み取れます

私個人としてはAは倫理観がぶっ飛んでいるだけで本人からしたら普通に淡々と殺していると思っているんですよ
なのでここの「私の内側!」とビックリマークが出ている時の表情は泣いてもなく怒ってもなく恍惚に包まれたような表情であって欲しいですね

というかこれヤンデレとかじゃなくてただのサイコ野郎ですね

そして最後「ずっと…。」という歌詞で締めくくられるんですけど

この文字曲が終わっても消えずに動画が終わるまで残るって演出がめちゃんこ好きなんですよね

そこの余韻にあるのはやり切ったという達成感による優越なのか
また夫に愛し続けられることになったと噛み締めているのか
自分がした行為そのものの罪悪感からくる無気力さなのか
食人行為までしといて今更罪悪感とか感じないと思いますが

以上をまとめると
夫の不倫相手が親友だった
なら親友と一心同体になればいいじゃない!

って感じですね
少なくとも私の考察はこれで落ち着きました

AとCを他人ではなく親友と解釈したのははじめで話した「もしや百合なのでは?」のコメントを引きずっていたのと、親友設定にすると後味がなかなかに気持ち悪くなるからです

つまりただ単に私の性癖ですね

こんな感じのドロドロ恋愛観が好きなんだ
許してくれ

おわり

最後までオタクの妄言を読んでくれてありがとうございます
こういう文章は初めて書くので読みづらく拙ない文章だったと思いますが…

Youtubeのコメント欄にはいろいろな考察があふれています

鐘が三回なっているとこから舞台は結婚式場なのでは?
MVに出てくる黒い丸はリボルバーなのでは?
リボルバーでもなく手術室にあるライトなのでは?(この解釈好き好き大好き)
等々…

一読して自分なりに考察するのもおすすめです
あくまでこのnoteは私なりの考察なので

MARETU氏の楽曲はなかなかダークというか陰湿でバチクソに暗い曲だったり闇が深い曲が多いのでこれを機会にMARETU沼にハマっていただけると幸いです
コインロッカーベイビーうみなおしがおすすめです
ハマれ

また次の機会があればよろしくお願いします

そして突然ですが大学の単位が非常にマズい状況に陥っているのでこのnoteをもって引退とさせていただきます

今までありがとうございました。

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