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【5-3】身近なSDGsを体感! 次世代型の癒しスポット「みずほエコパーク」[瑞穂町]

みなさんこんばんは。バックスリーです。

瑞穂町編のスポット紹介も今日で3回目。

歴史散策が楽しい狭山池公園、絶品ジェラートが食べられるウエストランドファームに続いて本日紹介するスポットは、町内にある次世代型の癒しスポット「みずほエコパーク」です。

みずほエコパークは名前のとおりリサイクルや生態系等の環境学習をテーマに作られた公園ですが、広い芝生や樹林が整備されていたりと瑞穂町民の憩いの場となっています。

今回は、園内で見つけた面白いモノやエコパークが掲げる”エコ”の精神について紹介していきたいと思います!

それではいきましょう!

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■みずほエコパークとは?

みずほエコパークとは、瑞穂町の玄関口”JR箱根ヶ崎駅”の南西に位置する公園です。
広さは48,500㎡。東京ドームよりちょっぴり広いくらいの大きさです。
横田基地にも近く、公園の隣にはゴミ処理施設である「みずほリサイクルプラザ」が隣接しています。

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環境学習と健康増進をテーマに整備された園内は芝生広場や樹林、ドッグランなどのエリアで構成され、散歩をしたり昆虫や野鳥を観察したりと、家族で楽しめる公園になっています。子供達の屋外学習の場にも最適です!

コロナ前は、毎月一回「みずほ青空市」というフリーマーケットが開催されていたみたいで、多くの町民で賑わっていたみたいです。

園内には、さまざまな植物も植えられており、シダレザクラやユリ、ヒガンバナなど四季折々に美しい花の景色も楽しむことができます!

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ちなみに自分達が訪れた秋頃には園内の柿の木通りに柿の実が成っていました。美味しそうです笑

みずほエコパーク
所在: 東京都西多摩郡瑞穂町大字箱根ケ崎1736番地
駐車場有り(90台ほど)

■エコの精神と身近なSDGs

エコパーク内には、随所にエコの精神を見る事ができます!

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まず紹介するのは上の写真の酒造りの大釜(おおがま)です!

こちらの大釜は、むかし酒蔵で使用されていたもので、酒蔵の事業の縮小に伴い、手放されたものみたいです。

釜をはじめとした鉄製品などの金属は溶かすことによって別の製品に作り替えることが可能であるため、半永久的にリサイクルすることが可能です。

そのためエコパークでは、この大釜をリサイクル精神の象徴として展示しています。

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続いて紹介するのは不要になった木の枝を再利用したウッドチップ

園内の散策路には、上の写真のようにウッドチップが敷かれており、こちらにもエコの精神を見る事ができます。

ちなみにウッドチップには土の乾燥を防いだり、雑草を生えにくくしたりするなどの効果があるみたいです。見た目もおしゃれでいいですね。

歩き心地も良くクッションのように少しふわふわしていました。

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ここで普段私たちが何気なく使っている”エコ”という言葉の意味についても改めて確認しておきたいと思います。

”エコ”の定義はいろいろありますが、生態学や自然環境という意味の「ecology」が略されたもので、”環境にやさしい”といった意味で使用されることが一般的です。また経済を表す「economy」と関連させて考える場合もあります。

近年は2015年の国連サミットで採択された国際社会全体の持続可能な開発目標いわゆる"SDGs"との関連で、その必要性が一層強調されてきています。

SDGsとは?
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称
環境や人、社会が抱えるさまざまな課題を解決していくための2030年までの国際社会共通の目標

さまざま事が便利になった現代ですが、現状の生活を世界中で続けていくと、地球全体の資源はいずれ枯渇します。

そのためSDGsでは、地球環境への配慮にもその重点をおき、企業と消費者双方に「つくる責任つかう責任」の目標を設定しています。

リサイクルをはじめとしたエコ活動は我々消費者側がSDGsを実践する身近で確実な方法であり、「みずほエコパーク」は一人一人が国際社会や未来に向けての関心を持つきっかけを提供してくれる貴重な存在でもあります。

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ちなみにエコパーク内には、エコタローという独特なデザインをしたキャラクターのベンチが設置されています笑

エコタローは東京たま広域資源循環組合のキャラクターで、地域住民に組合が進める事業に対して愛着を持ってもらえるように考案されたキャラクターみたいです。

今はエコパーク内の可愛らしいマスコットとして愛されています。

■〇〇の原料 リュウゼツランの不思議な一生

エコパーク内を歩いていると一風変わった不思議な植物を目にする事ができます。

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巨大なアロエのような南の島にありそうなこの植物。名前はリュウゼツランと言います。

リュウゼツランは瑞穂町と姉妹都市提携を締結しているアメリカのカリフォルニア州モーガンヒル市に自生していることから、エコパークにも展示され紹介されているみたいです。

リュウゼツランの珍しい特徴として、花を一生に一度しか咲かせないという特徴があります。しかも花を咲かせるまでに数十年(日本の気候だと長くて50年ほど)かかることから、100年に一度咲くとたとえられ、センチュリープランツの異名を持っています。

花の形状も面白く、花を咲かせるために、根元から天高く木のような茎を伸ばし(5メートルから8メートルくらい?)、上部に花を咲かせます。(言葉じゃ説明が難しいので、気になる方は画像を検索してみてください!結構衝撃的です)

以上紹介したリュウゼツランですが、実はメキシコでは「テキーラ」を作る原料としても重宝されている植物です。

メキシコのテキーラ地方では2000年以上前からリュウゼツランが栽培され、織物や発酵飲料の原料として用いられてきました。

その後16世紀以降に入植したスペイン人によって、テキーラの大量生産が始められ、蒸留施設が建造されました。

現在メキシコのテキーラ地方のリュウゼツランの景観は人と自然が創り出した文化的景観として世界遺産に登録されています。

■さいごに

今回は瑞穂町にあるみずほエコパークについて紹介しました。

園内を散歩するだけで環境学習ができ、地球環境や国際社会についてまでも考えさせられる奥深いスポットでした。

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ちなみに公園内には地元で鎌倉街道と称される道も残っています。

鎌倉街道は鎌倉時代に幕府に従う御家人たちの「いざ鎌倉」に備えて整備された街道の総称です。

自然学習をテーマとした公園ながら歴史ロマンについても触れられ、結構お腹いっぱいになりました笑

みなさんも瑞穂町に来た際はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

そして次回は、瑞穂町の社会教育関連のスポットを紹介します。

それでは次回の更新もお楽しみに!

参考

文責:バックスリー

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