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「資格があっていいね」と言われる

こんにちは!@若造です。

実は最近4年間お世話になった職場を退職しました。
今は次の職場を見つけるまで少しゆっくりしています。この話は追々。

看護師を辞めてから「次の職場どうするの?」とよく聞かれます。そんな会話になったとき必ずと言っていいほど言われる言葉

「資格があるからいいよね」

もちろん嫌味や皮肉で言われている訳ではありません。資格があるからすぐ仕事を見つけられるね、という意味でしょう。

しかし、この言葉を聞くと「ああ、私は看護師にしかなれないんだ」と少しモヤモヤした気持ちになります。まだ20代。私の人生には色々な選択肢があって、まだ何にでもなれる。色んなことに挑戦できる。そう思って看護職から離れたところもありました。しかし、世間はそう思わない。

そりゃあそうだ。わざわざ大学に4年間通って取った資格。使わなくてどうする。勿体ない。と思うのが当たり前。

でも、私は看護師の資格を持っているから看護師にしかなれない。看護師をやるしかないという義務感がコンプレックスのように感じていました。

看護師をしている時は職業を言うと「看護師さんなんだ!凄いね〜」なんて言ってくれる方もいました。

専門職を極めることは素晴らしいことだと思います。しかし、「看護師さんなんだね!」と言われれば言われるほど「存在価値があるのは"看護師である自分"?じゃあ看護師を辞めたら…?自分にしか出来ないことってなに?自分が誇れることってなに?自分のやりたいことって?自分の好きなことってなんだろう。と自分を見失ってしまいます。

いつの日か「看護師」が自分のアイデンティティのようになってしまい「看護師」というステータスに頼りきりになっていました。

もし私が看護師を辞めたら...資格に頼れなくなったら
。どんな人生になるのだろうと好奇心もあったと思います。

看護師は肉体的にも精神的にも辛い部分が多い職業ですから、辞めたいと思う人は多いと思います。

資格を持っている以上、続けないともったいないという気持ちから看護職という枠の中で仕事を探す人も多いでしょう。

もちろん看護師は素晴らしい仕事です。継続することはその道のプロフェッショナルになるにあたって大切なことだと思います。

しかし、資格があるからと言って自分の未来を狭めないで欲しい。資格があるから看護師でなくてはならないということはないのです。

資格があるからこそ広い視野で居てほしい。資格があるからこそ自分のやりたいことに挑戦してほしい。常々そう思っています。

看護師の自分ではなくて、ありのままの自分を武器にして好きなことをやれたら最高ですね...

@若造

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