最近無駄遣いが増えた気がする
なんだろう、言語化するのも難しいが、最近財布の紐が妙にゆるくなったように感じる。
クレカを使ったときのメールをみても「…こんなんいつ使ったっけ…??」が増えてきた。
速報版なので金額だけしか書いておらず、いつどこで使ったかの詳細は後日わかる仕組みだが、それにしたってちと記憶が曖昧すぎじゃないだろうか。
これ、クレカの明細があるから「あ~~~こんなのに使ったな~~~」と思い出すことが可能であって、現金払いだったら本当になにも思い出せないと思う。
明細を見てみる。
毎月積み立てている分。わかる。
毎月の通信料。わかる。
その他。いつ使ったよ???
明細を見て「あ~~~そういえばあのときこんなもの買ってたよな~~~」としみじみと感慨にふける。
…いやいや、これはちょっとまずくないか???
財布の紐がゆるくなった原因として、高額な買い物をちょくちょくしていることが挙げられる。
具体的にいえば、今年になって始めた登山用品だ。
登山用品は高い。
なんたって事故や怪我のリスクを減らし、安全性を高めるための技術が惜しげもなく搭載されている。
それゆえ、当然値段も高くなる。仕方のないことだ。
しかし、こうやって1万2万のものをぽんぽんと買っていると、次第に数百円数千円のものがなんでもなくなってくる。
先日、Steamで懐かしいゲームが割引されているのを偶然発見、喜びのあまり衝動買いしてそのままの勢いでクリアした。
もうひとつがデジタルの存在。
先のゲームもしかり、最近は電子書籍だダウンロードコンテンツだと、いくら買っても物理的に物が増えることがない。
買っても買っても物が増えない!デジタル万歳!
しかし、これは自分にとって「デジタルは買っても物理的に物が増えない=いくら買っても良い」という免罪符を与えてしまった。
明細とともにここ数週間を思い出すと、なるほど確かに今の自分は確実に財布の紐がゆるくなっている。
無職だったあの頃、百均でものを買うのにも数日間延々と悩み、ようやく決心して買いに行き、実際に手にとってみたら「これは本当に欲しいものなのか…??」と決心がグラグラゆらいで、店内を無駄にウロウロした挙げ句買わずに帰宅したあの頃の自分はもういない。
目下、自分の夢は「富士山に登ること」であり、そのために1回でも多く登山の経験を積むようにしている。
そのため、登山を続けている間は登山関連の出費が多くなるのはこの際目を瞑ろう。
けれど、それ以外の出費についてはもっと見直すべきだ。
あの頃を思い出そう。
無職になってお金がなくて、ガラクタに囲まれて暮らしていたあの頃を。
何を買うにしても、今自分が何をしたいのか、本当に必要としているものは何かを問いかけ続けたあの頃を。
物を増やすために物を減らし始めたわけじゃない。
無駄遣いをするためにお金を稼いでいるわけじゃない。
ここらで少し、一休みしよう。
ゆっくりお茶でも飲みながら。
おわり。