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【大前提】ダウ理論、ちゃんと理解してる?
ダウ理論はテクニカル分析をする上で、基本中の基本、大前提の知識になります。
もちろんこのダウ理論もテクニカル分析の一つなので『確実にこうなる』という訳ではありません。が、この他のテクニカル分析はこのダウ理論の上に積みあがってるものと考えてもおかしくないと私は考えています。
ダウ理論の全てを書くと、かなりの量になってしまうので重要な部分だけ丁寧に、私の経験則も入れつつ解説出来たらと思います。
では、いきます!
①平均は全ての事象を織り込む
これは、『需要と供給に影響を及ぼす要因は、市場(マーケット)に反映される』ということです。
これは、ファンダメンタルズ的な要因もしかり、地震や災害などの人為的なもの以外も含まれます。予想出来ない事柄でさえも、直ちに価格に反映され、織り込み吸収されていきます。
例えば、、、
今年で言えばコロナショックがありましたね。一時的に株式市場、為替の主要通貨ペアが大幅な下落を見せました。しかし、実体経済が回復しきっていないにも関わらず、株価は暴落前の水準は愚か、高値更新をしているものさえあります。
機関投資家を含め、多くの投資家達はこの事態を一時的な『転換点』と捉え、これから更に経済が活発化していくと考えてるととれます。事実、Zoomやデリバリーなど皆さんの周りでも今まで注目すらしてなかった、サービスやプラットフォームが続々と出てきていると思います。
これから、テクニカル分析を学んでいく上での考え方・哲学的な部分として抑えておくべき重要な項目となります。
②トレンドには3種類ある
これは少しでもチャート画面を見たことがある人なら感覚的に分かるハズ。
トレンドには、
・上昇トレンド
・下落トレンド
の2つが存在する訳だが、ここで言ってるのはそのことでは無い。
単刀直入にいうと『トレンドの継続時間』の事を言っている。
ダウ自身は、主要トレンド・2次的トレンド・小トレンド と分類しているらしいが、つまりは時間足におけるトレンドのことである。
◎主要トレンド
⇒ 月足・週足 で形成されるトレンド
◎2次的トレンド
⇒日足 で形成されるトレンド
◎小トレンド
⇒4時間足〜1時間足 で形成されるトレンド
こんなイメージである。
これはあくまでダウ自身の考え方の為、各々の投資スタイル・トレードスタイルに応用して考えるのが良いと思います。
私が中・長期のトレードをしていた時は、
まず、主要トレンドを週足・日足にして相場の大局を捉えます。次に2次的トレンドとしての4時間足で方向感を見て、小トレンドの1時間足でエントリー場所を探す。
こんな感じでした。
『下位足は上位足に逆らえない』
という本質がこの②からは読み取れるので、上位足から見ていくことをオススメします。
③トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する
ダウ理論の中で最も難しいのがここです。
多くの投資家やトレーダーはこの転換シグナルを見極めるために、多くのテクニカル分析を学んでいると言っても過言ではありません。
転換シグナルの基本
・高値を更新出来ず、押し安値を更新する
・安値を更新出来ず、戻り高値を更新する
・転換のチャートパターンが出現する
転換シグナルの種類はそう多く存在しないのですが、それが本物かどうかを見極めるのが難しいのです。
相場は基本『騙し合い』なので。
ここでもう1つ気にして欲しいのが、どのトレンド(主要・2次的・小トレ)で転換シグナルが出たのかという事です。2次的トレンドや少トレンドで転換シグナルが出たとしても、主要トレンドが継続中だった場合は、トレンドが再開する可能性が高いといえます。
これが分かっていれば、冷静に相場と向き合うことができるはずです。
ダウ理論に関しては、もっと細かい項目が沢山あるんですが他のテクニカル分析で説明した方が分かりやすい部分や、同じ内容を繰り返し言ってるの所があるため、重要部分はこの3つとなります。
このダウ理論は、いわば
『 相場の性格 』
を示した取扱説明書のようなものですので、しっかり抑えましょう!
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