〈月刊 子供を食べよう 創刊号〉
優生思想というのをご存じでしょうか。
ライオンなどの動物に見られる性質で、社会的強者が一夫多妻制を敷くことにより、能力的に優位な遺伝子を残そうとするものです。
これに人間の社会性を加味して、「優秀な一人の男性の子供をたくさんの女性が産み、社会全体でこれらを守り育てるべきである」、これこそが人間の動物としての本能に従う、理想的な社会であるとする論を唱える人がいます。
なるほど。
では、更に動物としての本能に立ち返ってみましょう。
動物は数億年前、全て海洋生物でした。
海洋生物はしばしば自分の卵を食べます。
卵が孵化し成熟し産卵まで到達する確率を考えると、既に成熟した親が体力を回復して再度産卵するほうが安全な場合があるためと考えられています。
つまり、真に動物の元来の本能に従うと、子供は非常食です。
人間は社会性を持ちますので、共同体みんなの非常食です。
これこそが真に動物としての本能に従う、理想的な社会と言えましょう。
優生思想を超越した「超優生思想」です。
皆さん、近所の子供を食べましょう。