美少女イラスト評論家によるデュエプレ女性スキン徹底解説
(ご注意)本記事は畢竟タイトル通り女性の身体的特徴にあれやこれや物を申して楽しむ趣旨のものです。不愉快に感じる方はここでお戻りください。
ぼく「はあ〜近年のデュエプレの女スキンは、良い、よなあ〜。」
ぼく「良いんだけど、、ちょっと…その…」
ぼく「…」
ぼく「…男に媚び過ぎなんじゃないかな〜」
??「待ちたまえよ少年」
ぼく「!?誰だお前は!!!」
??「私は通りすがりの美少女イラスト評論家。ぬるぬる侍だ」
ぼく「キッショ」
※どっちも筆者です
ぬ侍「近年のデュエプレの女スキンが男に媚びている、確かにそれは一面の事実だろう。だが、それで話を終わらせるのはもったいないと思うぞ。」
ぬ侍「君がスキンを本当の意味で『味わう』のならね…」
ぼく「キモさに拍車がかかった」
ぬ侍「まあまあそう言わず、例えば君はどんな所に媚びを感じるのかな?」
ぼく「うーん、色々あるけど、まずはプリンのトリガーカット演出かな。あわやスカートの中身が見えそうな角度で脚ごとあの画角に映すのは不自然だよ!運営はとにかく下半身を映しとけば男は喜ぶと思ってるんじゃないかな?舐められたもんだよね、まったく」
ぬ侍「うむ。その疑問はもっともだ。でも、こうは考えられないかい?『あのポーズはプリン姫だから可能だ』、とは。」
ぼく「プリン姫だから…可能…?」
ぬ侍「エイリアンのお姫様でありながら、おてんばで天真爛漫なのがプリン姫。姫らしからぬ思い切りの良さが彼女の可憐さを際立たせているだろう?そんな姫がトリガーを発動させる時、そのキャラクター性を際立たせるポーズの最適解こそが、そう、あのポーズなんだ。あれより良いポーズを君は思いつくかな?まず無理じゃないかな。そんなおてんばな姫を、僕らはドラゴン龍の視点から慌てながら楽しめるという訳なんだ。実に素晴らしい演出じゃないか。」
ぼく「確かに…あれより躍動感のあるポーズは無さそうだ…」
ぬ侍「えっちなポーズがダメなんじゃない。脈絡が無いえっちなポーズはキャラの個性を踏みにじるからナンセンスなんだ。要は、媚び感に負けないぐらい強い納得感のある理由・文脈があれば、多少のスケベも込みで後ろめたさ抜きにキャラクターを味わえるって訳さ。スキンに編み込まれた文脈を噛み砕いて消化する程度の努力は、楽しむ側が最低限払うべき手間なんじゃないかな。」
ぼく「なるほどね。その考え方は分かったよ。ならさ!カノンはどうなんだよ!あのピタピタヘソ出し衣装はやばいでしょ!ヘソ出す必要性がどこにあるんだよ!男受けはいいかもしれないけどさ、いや俺も好きだけどさ、でも多分女には嫌われるタイプだよ!アレを着て平然としてるのは、ちょっとな〜」
ぬ侍「それは違うんだ。あれはウェディングが仕立てて、カノンは目が覚めたら訳も分からず着ていたんだ。だから、カノンのセンスで媚びてる訳ではないとみなして我々はあのすけべ衣装を味わえる。あの衣装は、人間の身でありながらゼニスの使徒として、ウェディングだけを心の拠り所に行動しているというアンバランスなカノンの精神状態を、幼い顔立ちに似合わぬドスケベ衣装をウェディングがくれたからって訳も分からず受け入れているという若干ちぐはぐなビジュアルで自然に表現しているのさ。そう捉えると、あの謎のヘソ出しファッションも味わい深いだろう?」
ぼく「おお、、、なるほどね。でもそれだとウェディングが男に媚びてますって話にならない?」
ぬ侍「イヤ、このロジックのミソは、カノンヘソ出しの責任がウェディングに先送りにされるだけではなく、ウェディングの方はファッションセンスが超大型獣ゼニスだから人間のファッションセンスで語るのはナンセンス、という所なんだ。ウェディングのスケベ衣装も大概ではあるけど、俗世的な価値観とは一線を画していることを表している、という要素としてストーリー上に位置づけられるからギリギリセーフだと思うな。この観点から観ると、ウェディングの白過ぎる肌も、非人間的な神秘性を感じさせるのに効果的だと取れるよね。」
ぼく「流石にギリギリとは思ってるのね」
ぬ侍「ギリギリではある」
ぼく「じゃあさ、エレナの新衣装はどうなんだよ!あれは流石にえろすぎるぞ!直球のえろさ!あと、この話題はスキン持ってない人に伝わらなくて申し訳ないけど、エレナはプレイヤーのこと好きすぎると思うな。いつの間に惚れたの?これが世に言う解釈違いって奴なのかな?この辺の説明は流石に難しいんじゃないの?」
ぬ侍「うむ。惚れすぎ問題に関しては確かに私も思うところはあるが…逆に、もうリリースから5年も一緒に戦場で背中を預けあっているんだ。むしろ惹かれない方がおかしいまでないか。私はそう解釈して飲み込むことにした。その辺の心の変化が衣装の変化にも現れてると見れば、衣装の方も解釈が捗るぞ。そもそも、通常エレナの良さは衣装が結構な厚着なのにも関わらず、色々上から丸わかりなところだろう。その格好と言動の上品さでも隠しきれないスタイルにこそえろすを感じる訳だが…そこは分かるな少年よ。「分かるよ」ではその点が新衣装ではどうなったか。衣装がぐっと薄くなり、身体のラインが一目で分かってしまうようになったのは、エレナとプレイヤーの関係性の変化の発露と解釈するべきなのでは?実際、エレナは守護者の傍らでモデル業もやっていて、自分の身体がどう見られているかに関しては十分に自覚的なのさ。その一方で、谷間は見せず、手袋も続投と、露出が少ないデザインは貫かれている。これはつまり、エレナの上品さを失わない範囲内で『服の上から分かってしまうすけべ』のコンセプトだけが強化された衣装とは考えられないかな?」
ぼく「うーん、プレイヤーとの関係性の変化を軸に説明するって訳ね。惚れ過ぎ問題の説明に関しては妥協は否めないけど、これが現状では最適解か…」
ぬ侍「解釈が正解か不正解かなんてのは、キャラデザを楽しめるか否かに比べればそれほど重要じゃないのさ。そもそもデザインの解釈にはできあいの正解は用意されてないんだ。不完全だからこそ、こういった私達の補完によって、すけべ要素をもキャラクター性の一部に落とし込める余地があるのさ。」
ぼく「なるほどね。キャラデザを安易な媚び売りと切り捨てるよりも、積極的な解釈で楽しむ方が生産的ってことか。美少女イラスト評論家もなかなかやるじゃん。」
ぬ侍「分かってもらえて何よりだよ。うん。…君になら…託してもいいかもね」
ぼく「ん?何を?」
ぬ侍「ふ。美少女イラスト評論家として最高の高み、『解釈マスター』の証を…!」
ぼく「あ、そういうの要らないす」
解釈マスターズ
解釈マスターの証は少年に引き継がれることはなく、ぬるぬる侍が引き続き保有することとなった。
早く自分以上の素質を持つ後継者を見つけて手放したい。
だが、そうそう自分以上の猛者に逢えるはずもなく…。
ぬるぬる侍は常に求めている。己以上の強者を。