【1回読み切り記事連載】40 僕の親友は不法滞在 ~日本人の外国出稼ぎの時代?~
前回、親友Hがオーストラリアに行って満喫していた話を書いたが、宿泊したのは妹家族の家。豪邸でガレージの横でバーベキューパーティーで20人くらい呼んでいた。車はメルセデスベンツ。
そこには弟もいる。彼は仕事やってんのかなんなのかとずっと思っていたが、今回彼もメルセデスベンツを持っていた。外装関連の会社の経営者らしい。
まあ、日本にいたらこういうことにはなってはないですよね。時給1000円前後で奴隷的労働。お金はたまらず不法滞在がせきのやま。ほんと親友Hとちがって2人は実力を発揮できる運の良さ。
と、思ってると、偶然にも、僕の姪がオーストラリアにワーキングホリデーに行くそうだ。
面白いもんだ。彼女は日本の空港で働き、そのあとホテルで働いたが、突如やめて実家に帰った。何があったかは詳しくは聞かないが、職場でいやなことがあったのは確かだ。
30年間、日本は不況&給料が全く上がらないという病に世界で唯一おかされていて、で、何年か前から、日本で派遣労働者・契約社員になるくらいなら、オーストラリアで出稼ぎをやったほうがいいという話があった。
オーストラリアのアルバイトのほうが日本の1.5倍以上の賃金で、なおかつ日本に帰ったら英語を活かした外資系などに行けばいいのだ。もちろん努力しないとだめだけど。
姪もホテルで雑用して英語力つけたら日本に帰って、ホテルでまた採用されたら、英語ができない学力だけの有名大新卒者をチラ見しながら英語で対応してやればいいのだ。
自分もその手を使ってればな、なんて今さらながら思ってます。
昔の貧乏生活はきつかったですからね。
でも当時の思い出としては楽しかったことしか、心に残っていませんけど。