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ワンマンライブを終えて

 Tuberoseツアー全編、ワンマンライブは11/30をもって全て終了致しました。ライブに足を運んでくれた皆様、来れなかったけど応援してくれた皆様、本当にありがとうございました。
 今年3ヶ月に一回レコ発の自主企画を行い、それに沿う形でツアーを遂行しました。タイトルは「初めまして、ろくでもない夜」
 この名前は私、小川祐太が働いているライブハウスの名前でもあります。ろくでもない夜で企画を打つからこのタイトルにしたわけではなく大まかに2つ意味を持たせていました。
 1つ目はろくでもない夜というライブハウスにあまり出たことのないバンドを呼びたかった事。2つ目は同じ夜は来ないという事。この意味が初めましてという意味なのです。此度のツアーも「初めまして、⚪︎⚪︎」というタイトルで行わせて頂きましたが、此方も同義です。Tuberoseというバンドで初めてのツアー、初めてのワンマンという事に私個人として意味を持たせたかったのです。企画を進めるにつれ、段々ろくでもない夜に集まる顔ぶれが見た事ない人だったり、初めてライブハウスにくるなんて子もいたりして、正しく私がやりたかった事、景色を見ることができて非常嬉しく思っておりました。ひとえにみなさんのおかげですので深く感謝します。
 コロナが流行った年、私はバンドから音楽から逃げていましたので、こうやって再度戻って歌うことができて非常に嬉しいです。ありがとうございます。感謝だけで終わるつもりはなく、今後も沢山の事をしていきたいと思っております。なのでまた力を貸してください。

ここから先は読みたい人だけ読んでください。
せっかく全曲ワンマンをやったのだから曲ができたきっかけなどを記載しようと思います。


ではセトリ順に







【愛と革命】
私は確信したいのです。人間は恋と革命をするために生まれてきたと。
太宰治の斜陽の一節です。高校生の時に人間失格を読んだ際、「太宰って言うほど面白くないな」と思っていましたが、コロナ禍やる事なくて暇な時にふと斜陽を読んでみたら非常に面白くハマってしまいました。
ただそれだけがきっかけです。
でも私は確信したいのです。人間は愛と革命をするために生まれてきたと。

【退廃メランコリック】
Tuberoseの中でもだいぶポップ色の強いこの曲は、ロックンロールを知らない、興味ない人たちの入口になればいいなと思って書きました。
エモで何でもかんでも消費されてしまう鬱々しさは退廃していくので私たちで変えてしまいましょう、そんな歌です。

【ナイトライダー】
この曲は私が昔電車に飛び込む配信をしていた女の子の映像を見た時に書いた曲です。
あの子の心はちゃんと溶けたのでしょうか。

【73のカイリ。】
これも死んでしまった子の歌です。
僕はあの子の知らない曲を未だに聞いていますが
僕の知らない曲はもう聞けないのですね。
生まれ変わったらまともになれるでしょうか。
まあまともが何かなんて全くわかりませんが。

【愛さなくなるまでは、愛してる】
恋や愛、そういったものに付随する感情って僕は永遠ではないと思うんです。約束された一生なんて存在しないと思っていて。でもその終わりが来るまでは、愛していよう。そんな歌です。

【東京】
上京10年目、僕が見た東京です

【だらく】
苦しくて苦しくて死にたくなってしまった夜も
全てを投げ出して逃げた夜も、それで自分の首を絞めても
全部は堕落してしまった自分のせいだよばーかって曲です。

【suck my life】
殆ど同上ですが、やはり自戒の歌です。

【夜の道は歩きたくない】
昔は夜散歩するの好きだったんですけどね
夜の道歩くと色々思い出したり考えたりしちゃうので今はあんまり好きじゃないです。

【排他的幸福論】
幸せってなんなんだろうって考えた時に、単一民族である我々日本人は、自分とは違う何かを排除して普遍的な幸せを求めていくのだろうなあと思ったらこんな歌ができました。

【de vil】
読み方はドビルです。
とある映画を見て描きました。なんの映画かは当ててみてください。

【バンドを聞かない彼女】
バンドを聞く人たちって世間では数少ない人種なんだと思います。通勤通学中バンドを聞かない人たちはどんな音が聞こえてどんな景色が見えてるのかなって思って書いた歌です。

【ROCK I S OVER】
心がごちゃごちゃしてる時、色んなことが同時に起こって何にもわからなくなったのですが、僕たちでロックンロールを繋げていこう。そんな歌です。

【のーたりん・のーだーりん】
上手くいかなくてもどうせ別れが来ても、とりあえず探しに行ったらいいんじゃないですかね、動かなかったら何も始まらないので。という歌です。

【モンキー】
そのまんまですね、どうせ僕たちはサルなんだからウキウキ言って踊って歌ってりゃいいんです。
それが幸せかはわかりませんが。

【現代的オリンリ】
我思う、故に我あり
自身を知覚してやっと次のステップに行けると思います。
何故僕たちは今ここにいるんでしょうか。

【消えそうでも】
星になってしまった彼の歌です
もし、もし仮に皆さんが死んでしまっても
あの冬の星の様に光っていてください

【考えることをやめた】
昔バンドをやってる時にどっかに行ってしまったギターに書いた歌です。なんで今なんだろう、なんでこんなにも上手くいかないのだろう。考えてもしょうがないのでとりあえず今も歌っています。

【Lily】
Lilyって何なんでしょうね、僕にもわかりません。
でもこの曲は僕の考えの本質だけ書いてます。
どっちに転んでもおかしくなってしまいそうで怖い
だからstayなのか?goなのか?答えは一生わかりません。

【夏、魔物、そしてさようなら】
甲子園の予選、最終回。フライを取れば勝っていた試合。惜しくもサードフライを落として逆転負け。その映像を見て私は泣いていました。
本当、夏には魔物がいると思います。

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