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オーストラリア看護師を目指す私のNCLEX体験記
今回はNCLEXについての体験を記録に残したいと思います。
※注意※
2023年4月からNCLEXの様式が変わります。
この記事が参考にならないかもしれません。
ATTについて
2022年6月末にATT(Authorization to test)が来ました。
ATTが来た瞬間から半年以内にNCLEXを受けなければなりません。もし受ける準備が半年以内に整わなければ、延長しなければなりません(別途支払いが必要です)。
ATTが来てから半年の期限以内にNCLEXの試験が受けられるよう、前々からテスト対策を初めておくことをお勧めします。
NCLEXの勉強に使った教材
Uworldのみです。
こちらは1年コースを契約しました。
アプリで問題を解いていく形なので、iPadからでもスマホからでも気軽にアクセスできるのがとてもいいと思います。移動中や休憩中などのスキマ時間にもサクッと解けるので使い勝手が良かったです。
Uworldを使った勉強方法
流れは
解く→読む→まとめる
の繰り返しです。
①まずは分野を絞ります。
循環器系、呼吸器系など分野が細かく分かれてリスト化されています。
シャッフルして色々ごちゃまぜにせず、ひたすらリストの上から順番に解いていきます。例えば循環器ならひたすら循環器の問題のみを解きます。もちろん解説は理解するまで読んだり調べたりします。ここでは一切ノートに書く作業はしません。
②一つの分野をひたすら解いたら、さらに細かい分野ごとに分けます。
循環器系なら、末梢血管系、大血管系、不整脈系…など。解いたものに関してはUworldが勝手にこの細かい分野系に分けてくれます。
この細かい分野ごとに解説を読みながらノートにひたすらまとめていきます。
この作業では、問題を元に自分用の参考書を作るというイメージです。
この作業をすることで、NCLEXに頻出する病気・聞かれることの傾向がなんとなく分かってくると思います。
また、自分でノートにまとめることで①では実は理解しきっていなかった部分などが疑問として出てくるので、さらに調べたり読み込んだりして理解を深めます。
③一つの大きな分野のまとめ作業が終わったら、その分野をシャッフルして解きます。そこで正解率がかなり低い場合は理解が足りていないので、復習します。細かい分野の正解率を確認し、弱点を見つけるのも大事です。
④ある程度の正解率になったら次の分野に進みます。ひたすら①②③を繰り返します。定期的に前の分野を解きます。
⑤全ての分野をコンプリートしたら模擬試験を受けます。
NCLEX受験当日
必要なものはパスポートくらいです。
会場には15人くらい受験者がいましたが、半分くらいはNCLEXではない試験を受けているようでした。
会場で登録したあと、小さいホワイトボードとペンを渡されます。これは計算問題などに使っていいらしいのですが、計算問題はひとつも出ませんでした。
試験部屋に案内される前に指紋認証、さらに身体検査されます。ポケットを全部裏返して何も持っていないことを見せたり、髪を下ろしている場合はかきあげて首回り・耳に何もないことを見せるというなんとも厳重なセキュリティ…!
席は一つずつ区切られておりカメラで常に監視されていました。
時間はたっぷりありますので、途中でトイレ休憩してリフレッシュすることもできます。時間のプレッシャーがないのが他の試験と違いますね。
私は75問で試験が終わりました。
結果
2022年9月後半に試験を受けて、結果は11月頭に来ました。約5週間少しです。PeasonからではなくIQNM exam teamからメールが来ます。
無事に合格しました:)
余談
私の周りのネパール・フィリピン・インド系の友達曰く、2回3回とNCLEXを受けている人はザラにいるようでした。
私の友人の一人は、2019年に初受験(75問で終了したけれど不合格)、NCLEXの予備校にもオンラインで参加してもなかなか受からず、計4回受けて2022年に合格したとのことです。
また、中には2回受けて諦めて、conversion courseに切り替えた人もいたようです。なんといっても授業料が高いですから、出来れば避けたいですが、NCLEX/OSCEに受からなくてもこういう道があるというのはいいですね。