第110回看護師国家試験対策　胎児循環　最終章

2020年7月8日 16:21

みなさん
こんにちは。メディカルゼミナールOMです。

・臍静脈内の血液は、胎児の体内で、一部は
門脈に、残りは静脈管(アランチウス管)を経て下大静脈に入り、右心房→卵円孔を通って
左心房に至る

右心房と左心房の間を卵円孔

・上大静脈から右心房に入った血液は、
右心室から動脈管(ボタロー管)を通って大動脈弓に入り、内腸骨動脈で2本の臍動脈にわかれ、胎児の体外に出る

ボタロー管(動脈管)は肺動脈と大動脈の間を通して下行大動脈に抜ける管である

アランチウス管(静脈管)は門脈・臍静脈と下大静脈の間にある胎児循環に特徴的な管である

臍静脈は動脈血

肺動脈は静脈血

・臍動脈(2本)は、胎盤に血液を送る血管で、
静脈血が流れている。(酸素飽和度が最も低い)

・臍静脈(1本)は、胎児に血液を送る血管で、動脈血が流れている。(酸素飽和度が最も高い)

臍静脈は1本

肺動脈は2本

胎児循環で特徴的ななのは、動脈管、静脈管、卵円孔、臍帯動静脈などである。

ではでは、
1日１日コツコツと
ただいまですよ(＝ただただ今をがんばる)