末梢静脈確保(ルート確保)の手順をさらっと復習
末梢静脈確保(ルート確保)
《目的》
・循環体液の保持や補充
・筋肉注射や皮下注射で投与することができない薬物の投与
・緊急患者やカテーテル、手術を受ける患者の管理のため
《必要物品》
静脈留置針、駆血帯、アルコール綿、ドレッシング材、固定テープ、肘枕、三方活栓、インターリンクチューブセットクレンメ付き(患者側に繋がるライン)、生理食塩水(チューブ内を満たすための物)、10mlシリンジ、未滅菌手袋
《準備》
・ルート確保の指示を確認する
・患者のベッドサイドに行き、医師からルート確保の説明が行われているかを確認する
・ルート確保を行う目的を説明する
《実施》
・手指衛生を行い、未滅菌手袋を装着する
・医師の指示がなければ利き手と反対側に確保することを心掛ける。※1
・肘枕に患者の腕を置き駆血帯で駆血する※2
・第一選択として利き手と反対側の前腕(抹消側よりは中枢側)※3
・患者に親指を中にして握りこぶしをしてもらい血管を怒張させる※4※5
・穿刺部位が決まったら一度駆血を緩める※6※7
・チューブ内に生理食塩水を満たし、アルコール綿、留置針、固定テープをすぐに使えるように準備する
・再度駆血を行いアルコール綿で穿刺部位を中心に円を描くように消毒する
・留置針を取り出し刃面が上を向いていることを確認する※8
・皮膚を伸展させながら20~30度の角度で穿刺していき、痺れなどがないかを確認する
・逆血があったら針を少し寝かせながら2~3cm進めていく
・血液逆血を確認しながら外筒のみを進めていく
・駆血帯を外して内筒を抜く(セーフティ機能がある場合はボタンを押す)
・チューブ内を外筒に接続しシリンジで陰圧をかけ逆血を確認し生理食塩水を注入してく
・陽圧ロックを行い刺入部の固定を行っていく※9
・固定の際はテンションがかからないようにループなどを作成し固定する
《根拠・アドバイス》
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