それでも子どもはママが好き
母親を庇うつもりはない
ただ不思議に思うだけ
やった事実はあまりにも酷いこと
鬼親で済ませられることではない。
1日の食事は食べさせてもらえないか
お菓子だけだったら
100kcalも取れてない
ダイエットだとしても
ここまで我慢できない私だったら
子どもはダイエットしていたわけじゃない食べることをさせてもらえなかったらしい。
言うこと聞かないと
『そんな子は育てられませんって警察に言うよ』ってママに言われていたとも書いてあった。
ママが好きなんだな
逆らえないんだな
と思った
子どもは親が好き
親に愛されたいから
愛されていることを確認したいから
言うことを聞く、
愛されている自信がないから我慢する
虐待されている小さい子は特にそうだと思う。
暴力だけでなく
暴言だったり
存在そのものを無視されたり
だったり
遠い昔に実習で出会った
施設に入っていた3歳の女の子の姿が重なった。
たーまーーーーーに
ただ来たと言う事実だけを作るために
面倒くさそうにママがふらっと面会に来る
それでもその子はママが来てくれた事が嬉しくて
(顔を見ているだけでわかる)
だけどママは冷たい
ナースの私がいてもお構いなし
冷たい態度と暴言
何時間もいない たったの数分で帰ってしまう。
帰り際だって子どもの顔なんて見ない
プィっと背中を向けて帰ってしまう
それでもその背中に向かって
『またきてね〜』と3歳の子が言う
せつない・・・
『いい子にしてたらママまたすぐきてくれるかな?』そんな事を聞かれたと思う
自分が寝ていたお布団を自分でたたむ
お客様の靴を揃える
そんなことを誰が教えたんだろう
3歳の子どもが自分から
しょうとすることじゃないと思う
だけどその子はする。
『えらいなー』
『なんでそんなにお利口なん?』って聞いた
『わたしがわるいこだからいっしょにいられへん!ってママがいってたから』
その子は私にそう言った
腹がたった と同時に悲しかった。
この事件だって なんか似てる
4歳の頃からママの言うことを聞いて
病気になって入院を繰り返す。
言われるがままにママが決めた勝手な約束を一生懸命に守る。
わからない薬を飲まされて気持ち悪くて
ゲーってなっても我慢する。
素直に従う子どもの姿が見える。
母親だって生まれてすぐ子どもにミルクも与えずネグレクトや虐待していたり
子育てを放棄してしまっていたとしたなら
きっと今まで子どもだけでは生きてはいけなかっただろう
そう考えるとはじめから虐待はしていなかったはず。
途中から何があったのか?
きっかけがどこかにあったはず
孤独な子育てから
歪んでしまったのか?
誰にも正解なんてわからない
通知表も点数もない子育てに悩んで自分で落第点をつけてしまったのか?
大丈夫だよって誰か言ってくれる人
相談できる人はいなかったのか?
そもそもSOSは出せていたのか?
責めるだけでは何も解決しない
悲しい事件を増やさないために
SOS出して良いんだよ
無理しすぎて壊れる前にSOSが出せる事はとても大事なことなんだよって伝えていきたい。