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看護で地域に貢献したい⑪看護はTEAM、コミュニケーションが肝

みなさん、こんにちわ。本日もブログをご覧いただきありがとうございます。

本日は「看護はTEAMとコミュニケーションが肝!」というテーマでお送りします。

みなさんもご存じの通り、私たち看護師は複数のスタッフで構成されたチームの一員として働いています。病院では、日勤の看護師と夜勤の看護師がいます。勤務交代時には申し送りの時間が設けられており、その際に患者さんやご利用者さんの直近の出来事や注意事項などを共有し、情報のズレがないかを確認します。

このプロセスにより、患者さん一人ひとりの個別性を捉えたサービスを継続的に提供することができ、異常の早期発見や予防にもつながります。しかし、この連携がうまくいかないと、患者さんやご利用者さんに不利益をもたらすこともあります。

その原因として以下の点が考えられます。

1. 情報伝達ミス

  • 口頭伝達の不備: 言葉の聞き間違いや内容の誤解。特に電話や忙しい環境では発生しやすい。

  • 文書の不備: 医療記録や処方箋、指示書の記載ミスや解釈の誤り。

2. チーム内コミュニケーションの不足

  • 情報共有不足: 異なるシフトや専門職間での情報共有が不十分であるために生じるエラー。

  • 引き継ぎ時のエラー: シフト交代時や患者の移送時に重要な情報が適切に伝わらないこと。

3. 患者とのコミュニケーションエラー

  • インフォームドコンセントの不備: 患者に対して治療方針やリスクを十分に説明しないまま同意を求めること。

  • 言語や文化の違い: 言語障壁や文化的な違いによる誤解や情報不足。

4. テクノロジー関連のエラー

  • 電子カルテの使用ミス: 電子カルテシステムの操作ミスや入力ミス。

  • アラーム疲労: 機器のアラーム音が頻繁に鳴りすぎて、重要なアラームが見逃されること。

5. 権威勾配の影響

  • 意見の抑制: 上級医師や上司に意見を言いにくい環境が原因で、重要な情報が共有されないこと。

  • 異議申し立ての困難さ: 若手スタッフや他職種のスタッフが上級者の決定に異議を唱えるのが難しい状況。

6. 書類の不備

  • 読みづらい手書き: 手書きの指示やメモが読みづらく、誤解を招くこと。

  • ダブルエントリー: 複数の場所に同じ情報を入力する際に生じる矛盾や不一致。

7. タイミングの問題

  • 情報伝達の遅れ: 必要な情報がタイムリーに伝わらないこと。

  • 急な変更: 計画や指示の急な変更が適切に伝わらないこと。

8. 不明確な指示

  • 曖昧な言葉遣い: 指示が明確でなく、解釈に幅があるために生じるエラー。

  • 省略語の誤用: 標準化されていない省略語や略語の使用による誤解。

いかがでしたでしょうか。看護という職業以外にも該当する職業はたくさんあるかと思いますが、こういったことが要因となり不利益な結果を生んでしまうリスクが常に付きまとっています。

これらのエラーを防ぐためには、明確なコミュニケーションと情報共有のためのプロトコルを設けること、定期的なトレーニングやシミュレーションを行うこと、そして職場の文化としてオープンでフラットなコミュニケーションを促進することが重要です。


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