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個人差の心理学

人間の性格や知能、あるいは臨床心理学的な問題について、個人間で差があり、かつ一個人が比較的安定に特定の傾向を示すとき、個人差を仮定することができる。この差異は遺伝によるものなのか、育ちや環境要因によるものなのかは歴史的に議論されてきている。

 個人差を測定するためには、実験的観察法が用いられることがあるが、主として発達検査、知能検査、質問紙法検査、投影法検査、などが使われ、これらは総称して検査法と呼ばれる。

 一般的に、よい検査であるためには、信頼性、妥当性が高いことが重要である、
 信頼性とは、その尺度得点が偶然によって変動する度合いの少なさ、すなわち、尺度得点の分散の中に含まれるランダムな誤差の割合が少ないことであり、したがって、信頼性の高い検査は、何度行っても、結果にはあまり変動がない。再現性がある。
 一方、妥当性とは、意図した構成概念を、その尺度得点が実際に測定している度合いを指す。しかし、この構成概念妥当性は実際に検証することができない。そこで、実際の研究においては、たとえば、不安の高さを測定する新しい検査を作成したとき、既存の不安テストとの相関を検討することによって行われる。これを依存的妥当性と呼ぶ。ただし、既存のテストの構成概念妥当性自体も検証されているわけでないので、時に循環論法的に誤謬に陥ることがある。
誤謬(ごびゅう)「考え・知識」の誤り。

やっとつまらなそうなとこを描き終えた。

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