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25年前の私が書いた曽我梅林レポート その1 まえおき編

確かにどっかに取ってあったんだよなーーーとあきらめずに探してみたらありました。25年も前の過去のレポート。バカですと恥を晒す行為ですが、まだかわいかった20代のわたし。愛しいバカなので公開しようと思います。

友達あてに作ったレポート。紙で郵送で送ってたww
いまでいうブログですねwww
今回一生懸命 紙から文字を打ち直しました。

つっこみどころもありますが、昔だし、若気の至りということで、お叱りのは目をつぶっていただけるよう重ねてお願いします。

●●● 注 意 ●●●

話が長い。けど、そのままにしてます。
口が悪い。友達あてだから許してほしい。
意味がわからないところがある。
間違っているところがある。
自分の名称は、名前○○たんとなっているので、ぼくたんに修正

●●● 目 次 ●●●

4部構成にわけました。なんせ長いwww
その1 まえおき編
その2 曾我物語編
その3 太宰治編
その4 あとがき編

ちなみに25年前は2部構成になっていましたwww

ぼくたん「学ぶ曽我梅林」へ行く

その1 まえおき編

2月19日Mちゃんと高校時代の同級生主婦のKさんと3人で、小田原曽我の梅林に行きました。大げさなダウンを着て、リュック(お菓子、ペットボトル入り)をしょって、スニーカー。

ほんとにおおげさなダウン着てるね。
当時お気に入りだったのと、これしか防寒着なかった。手には弁当。

東海道国府津から御殿場線に乗り換え下曽我駅へ。
この間、ホーム及び3両編成の車内はおばさん、おじさん一色であった。上下のバランスや模様を考えないのか?そのスカーフは?その帽子は?その髪型は?その化粧は?私たちが丹沢にでも山登りに行くんだと思った大きなリュックの中は?並ぶとか順番は?人を押そうとしているその手は?
電車にのるだけでこんな衝撃と絶望を味わったのは、ぼくたん初めて。

小さな駅前は、もっと凄かった。
もっとたくさんのおばさん、おじさんが楽しい遠足に浮き足立っているではないか!閑散とした梅園見学を想像していた私は、中高年パワーにつられ楽しい遠足にきた気分とこの軍団?に混じっていいのだろうか?という不安で複雑だった。
待ち合わせをしていたMちゃんに電話をすると、
私「もう駅前は、ばばあとじじいでごった返してますけど。」
M「今、着く私の電車もそうなってます。」
次々と運ばれてくるらしいおばさん、おじさんを想像して、フラフラしてしまった。

小田原ボランティアガイド協会がウォーキングコースを用意、無料でガイドまでしてくれる。
丘陵から梅園を見る7kmコース(3時間くらい)と
梅園散策3.7kmコース。
お昼といえば駅弁。こゆるぎ弁当、あじ押鮨、鯛飯弁当を購入。

ガイドのトミジイ率いる7~8人と共に歴史散策コースに出発した。

トミジイは、賢そうなやせていて品のよいおじいさんだ。おじいさんというべきか、まぁ定年はしてるだろうと思われる。ぼくたん達は、お上品なトミジイの説明をずっとよい子で聞いていた。

トミジイいわく、曽我は「見る梅園」でなく、「学ぶ梅園」である。

特にトミジイ!ガイド中に車にひかれる!!とか、弁当、サルに盗まれる!!なんてアクシデントがない限りレポート書く気なんてなかった。
トミジイがゆかりの地で話してくれる曽我物語や太宰治の話はぼくたんの心をくすぐった。

さて、あなたは「曾我物語」をご存じだろうか?

恥ずかしながら、私はピンとこなかった。物語の内容さえわからなかった。

わたしは、梅の花の華麗さと、ふるまい甘酒、ふるまい梅干し、ふるまいおしるこなどを期待していたのであり、曽我物語、尾崎一雄、太宰治なんて心の準備がなかったのである。

「曾我物語」とは、源頼朝が鎌倉幕府を開いた1年後、富士の巻き狩りで曽我十郎、五郎兄弟が父のかたき工藤祐経(くどうすけつね)を討った本当の事件をもとにした物語。

巻き狩り・・・
(野原の鳥、獣を遠巻きにして矢で射たり、鷹を飛ばして獲物を捕らえたりする大仕掛けの狩り)

この物語は、「忠臣蔵」などと並び3大仇討ち(オイ、オイ3大仇討ちって・・・)であったり、昔は年末は忠臣蔵、年始は曽我物語と相場が決まっていたらしい。また、海外でも「ハムレット」とならび称される有名なお話らしい。

そこでぼくたん、図書館へ。

パソコンで書籍「曽我物語」を調べると、子供コーナーにしか置いてない。大人コーナーは、絵巻など高級品で貸出できないのだ。小学生以来久しぶりの子供コーナーに入ってみると、クソガキがわんさといる。

ところがぼくたん、こどもコーナーにハマってしまった。小さい頃読んだと思われる世界中、日本中のお話。なぞなぞ。ドラえもんが説明してくれる歴史や理科、あげくの果てにはおしゃかさま伝記まであって、すぐ帰るつもりが、ぼくたん本を取ってこれはなんだ?パラパラ、うろうろ、ニヤニヤ。ビデオもある!なんてやってるうちに1時間がたとうとしていた。

ハッ!と我に戻り、どこかの子供のお母さんと間違われて、独身のプライドを傷つけられる前にお目当ての「曾我物語」と太宰治集を借りて、後ろ髪を引かれつつ退室した。今度からまず、こどもコーナーで物色してから、大人コーナーで行くことを勧める。

おもしろいねぇ~。曾我物語!!

毎年年末忠臣蔵やるじゃない、シナリオを換え、キャストを換えで。なんせ出てくる人数(何も考えずに50人は堅い)が多いから、いっぱい俳優でて、見る方も楽しいのかな。※1

でも、曾我物語だって、小さな兄弟の不憫な場面で涙を誘い、適役の汚い作戦に怒りを覚え、誰もが知っている源頼朝もからみ、ロマンティックな湘南の海で十郎と虎御前のロマンスあり、親子、恋人との別れに心をつかまれ、クライマックスで迎える準備で広大な富士の裾野でくりひろげられる 巻き狩りで勇ましく美しい絵巻の世界を堪能し、最期に壮絶な仇討ち。

忠臣蔵「陣太鼓」に匹敵するアイテムは、闇夜で兄弟を見つけようと松明代わりに燃やされた傘、そして若い兄弟の死で幕を閉じる。ねっ、2~3時間、イヤ、三日連続スペシャルでいけると思うよ。

ぼくたんバスで読んでたら気持ち悪くなるってわかってたけど、フラフラになりながらもやめられないほどでした。由比ガ浜で幼い2人が殺されかける場面では、涙があふれて、あふれて、、、.
壮絶な仇討ちは一気に走ったね。

ぼくたんは賢い十郎よりも身体も大きく力持ちで大胆な五郎の方がタイプ。5月に傘を燃やすお祭りがある。

注記
※1 当時25年前はまだ年末に忠臣蔵テレビでやってましたwww





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