自由な愛欲の代償「やるせなさ」
私がセフレを作る時、お相手にいくつかのルールを共有するのですが、その中の一つに「私自身からは別れを告げない」というのがあります。
つまり、お相手に好きな人や特別な人が出来たらそちらから別れを告げてほしいというお願いを最初にしているわけです。
人は様々な事情で男女の関係を持ちますが、独り身の私は社会的・経済的リスクを考慮してお相手は必ず独身であることを決めています。
ですのでお相手がこの先、彼女&奥様を作らない限りこの関係は続くんですね。
しかし最近は、9人いるセフレとの時間も以前より持てず、週に1回していたセックスがさらに減る始末。
ここで少し整理をさせて頂こうと、初めて私から別れを切り出すことにしました。
対象は20代。
理由としては"年齢は数字"という概念は理解できるものの、やはり若い男性は未来があり私じゃない女性と十分に楽しんでいけるということ。
また、私自身年下の男性に対し心から甘えることが出来ないと自覚したのもあります。
最初に別れを告げたのは『9名のセックスフレンド達』でご紹介した中の1.【20代前半】ノーマルオナニストくんです。
9名の中で一番ノーマルで感受性が高く、そのうえ私に対する独占欲も出てきました。
そのためセックスが終わると「早く一人になりたい」と感じてきたんです(言い方)。
最初はLINEで別れを切り出し、後日対面。
最後にセックスを求められましたが、かなり面倒なことになる予感がしたので淡々とお別れ。
とはいえ、悲しそうな顔をしていた彼の顔を見て申し訳ない気持ちもありました。
ですが男女関係は別れ方がとても重要です。
情を出さず、だけど邪険に扱わず、感謝の気持ちを忘れずお別れすることが大切だと個人的には思います。
そんな時、タイミング良く向こうから別れを切り出してきた方がいらっしゃいました。
前述の『9名のセックスフレンド達』でご紹介した3.【20代後半】純朴インストラクターくんです。
好きな人が出来た、と告げられました。
ルールをお願いしておいて自分勝手は重々承知ですが、やはりお相手から別れを告げられるのは嬉しいはずがありません。
しかもこの彼はとても性格がよく、それゆえに「普通の彼女ができるといいな」と矛盾の感情があったのも事実です。
彼と最後に対面して別れた後、どうにも気持ちが整理できない感情に襲われました。
もちろんこの感情は初めてではありません。ですがやはり慣れないもの。
同時にこの感情には慣れてはいけないものだと、なんとなく思います。
こんな時、私は嫌でも自身の過去、変えられる価値観、変えられない価値観を考えてしまいます。
だけど結局、後悔はしていないのでぐっすり眠れるし美味しいものも食べられるわけです。
どんなにやるせない気持ちになっても、それを選んだのは自分自身。
だから自分の負の感情は自分で回収するしかないんですね。
ゆえに泣いてスッキリできる私は幸せ者だと思います。
私はとても自分勝手で人生を好きに送っていますが、この先どうなるか分かりません。
別れを切り出される以上、このやるせない感情からは逃げられませんし自由に生きている私の代償。
とりあえずお相手の男性に刺されるようなことがないよう、ルールを徹底してもうしばらくは愛欲(ほぼ肉欲)に溺れようと思います。