日記:年の瀬の不安
もう少しで今年が終わる……変わることも変わらないこともあって過ぎていく日々。積み重ねていられているのだろうか。他者からの評価が本当のこととは限らないし、なにか明確な証拠があると落ち着けるのだろうか。資格の勉強をするべきか。しかし勉強は苦手だと以前試験を受けたときに思ったので心が重い。自分がそれをするには、どうにも気が進まないこともあって効率が悪い気がする。なら形のないものを積み上げていくしかないのだろうか。
未来は不定形で、それが希望にも絶望にもなる。しかし年を経るごとに希望の割合は減っていくような気がする。無根拠な希望を信じられなくなって、身体に染みついた現実から導き出される絶望のほうが次第にまとわりついてくる。だから時の流れを恐ろしく思う。次の年は希望か、それとも絶望か。ふたつが混じり合う未来の形を思うと不安が上ってきて、とりあえず僕は考えるのをやめる。
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