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日記:翼を広げよう

最近ライブめっちゃ行ってる。今年の2月に3週連続のべ6日間ライブに行くという暴挙をしでかしてから、少し反省して春先は特にライブに行っていなかったのだけれど、それでも熱は胸の奥で燻っていて、6・7月に電音部3rdとシャニマスのソロパフォーマンスライブ「我儘なまま」に行ってから再点火して、チケットをいろいろと取っていたら9月から12月まで毎月ライブに行くことになってしまった。いまになってその恐ろしさを噛み締めている(出費的な意味で)。

シャニマスの5.5thライブに行ったのがもはや遠い昔のようだ。実際は10/21なので1ヶ月しか経っていないのだけれど(それでももう1ヶ月か……)。シャニマスは一応自分がメインで追いかけているつもりではあるが、しかしここ最近は展開が多くてなかなか把握しきれない。コメティックの新曲が配信されたかと思えば、ノクチルと湖池屋がコラボして不思議なパッケージ(氷河期氷河期〜)のポテトチップスが発売されたし(届いた)、ストレイライトとシーズは「日清炎メシ」という商品のアンバサダー『HOMURA-GIRLS』に就任し、コラボ楽曲のMVが公開されていた。なんだこれは。めっちゃいい曲。どことなくコメティックっぽいなと思ったら「無自覚アプリオリ」の作編曲をした涼木シンジさんが担当とのこと。

そうしているうちに、いつのまにか新作アプリゲームのシャニソンもリリースされていた。

Demo版のテストプレイに当選していたので、今年の5月ごろに少しだけ触っていた。3DCGでアイドルが動くことにそのときは感動した記憶があるが、実際に改めて触れてみると、ライブシーンがとてもいいなと感じる。

「星の声」が特に好きだ。ダンスもよいのだが、ステージ上の演出に現実には再現できない要素を盛り込むことで情感を高めていて、曲の展開の良さもあってとても惹き込まれてしまう。既存曲の追加も楽しみだし、新曲も楽しみ……(放クラの新曲「裸足じゃイラレナイ」もとてもよかった)

ゲーム部分は、いわゆる音ゲーと、リアルタイムカードバトル&育成ゲーム(ジャンル的にはローグライトが近いらしい)が組み合わさっている形。メインは育成寄りの印象だが、育てたユニットは音ゲーの編成に使われ、スコアや発動スキルに関与してくる。この形式は個人的には経験がないので新鮮だった。音ゲーと育成が密接に結びついているかというとそうでもなく、どちらかのみを楽しむこともできるようになっている気がする。自分はどちらもそれなりに好きなので、行ったり来たりしながら進めている。


アニメ「アイドルマスター シャイニーカラーズ」(シャニアニ)も公開されていた(以下ネタバレあり)。公開した週の日曜日(10/29)に第1章劇場先行公開を観てきた。というか今週末にはもう2章がはじまってしまう。時の流れが速いね……

5thライブで発表されたときの興奮がいまも思い出される。しかしそのときは少し先の未来だと思っていたのだけれど、気づけば劇場公開後の世界にいる。季節は次々と僕らを追い越していくようだ。

アニメに関して、正直なところ不安に思う気持ちがないではなかった。ゲームのシナリオで表現されるような、どちらかといえば静かな世界観は、ほかのメディアで表現したときにどうなるのだろうか。特にアニメ、しかも後にTV放送もされるアニメなので、どうしても各話の時間制限がある。そこに、シャニマスの物語を詰め込んだときに、どうなるのかがわからなくて不安だった。

また、メディアを超えると、いままでゲームに触れたことがない人の目にもとまるわけで、その人がシャニマスを気に入らなかったらどうしよう、みたいなことも考えてしまう。別に好みはそれぞれなので、正直どうということでもないのだが、それでも自分の好きなものが誰かにとっては受け入れられないという事実を、そのままでは受け入れられない幼い自分がいるのも否めなかった。

それは割と杞憂に終わった。1話はシャニマスの静かな、しかし人の感情に真摯であろうとする姿勢がなみなみと溢れていたし、2〜4話は各ユニットの魅力が20分あまりの時間の中でふんだんに表現されていた。特に1話は、情報量としては多くはないはずなのに、アイドルになる前の面々の描写(ワンカットずつくらい)とか、真乃の逡巡とか、「Spread the Wings!!」のピアノインストが流れながら衣装を着て駆けていく背中とか、そういうシーンにいちいち、自分が通過してきたシャニマスの物語を重ねてしまって仕方なかった。初見の人にすすめるとしたら個人的には2話か4話なのだが、自分が一番感動したというか、シャニマスらしさが表れているのは1話だと思った。

3DCGを生かしたライブシーンもまた素晴らしい。シャニソンとはまた違って、ひとつの映像としての強度を高められるアニメの迫力がある。白眉は4話の放クラで、ストーリーからシームレスに楽曲へと繋がる流れ、その盛り上がりが、現地で観るライブの緊張感と感動をそのまま思い出すようだった。ライブを観ているとき、自分は「何が起こるんだ……?」という未知と、「こんなライブが見たい……!」という期待の2つの緊張感を抱いている。実際のパフォーマンスがそれを超えてくる瞬間(だいたい容易に超えてくる)の感動が、自分を再びライブへと足を運ばせる要因のひとつになっているのだが、4話の放クラはそれを体現して見せていたように思う。観衆の期待に応えて、そして超えてくる様はまさにヒーロー。2章が楽しみだ……。


シャニアニ1章を観た後、シャニマスの舞台とされている聖蹟桜ヶ丘へと足を運んだ。実際に巡ってみると、確かに見覚えのある景色が多い。坂の多いエリアもあるので歩くのはそれなりに大変だったが、しかしそこまで広範というわけでもなく、割と聖地巡礼がしやすい場所だったと思う。駅周辺は商業施設が並ぶ利便性、そして少し離れるとかなり静かな住宅街という過ごしやすさが両立していて、いい街だと思った。ここを283プロの面々が歩いていると考えると感慨深い。駅前の居酒屋で千雪さんとはづきさんが飲んでいたりしてくれ〜〜


これは余談なのだけれど、私はシャニアニをいろいろあって2回観た。1回目を観に行ったときは、5.5thライブに一緒に行った後輩と約束をして行ったのだが、そのときお互いにムビチケを4枚ずつ買っていた。社会人にあるまじき報連相の欠如。2人で3章を見にいくとしても余るので、友人を巻き込んでもう一度観に行った。その友人は三峰結華さんが好きだと言っていたので固い握手を交わした。


じゃあ、私はこれから山根綺さんのカバーライブに行ってきます……


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