日記:その喪失は背負えない
みなさんは、スマートフォンのブラウザのタブをどれくらい開いているでしょうか?
自分はこう。
簡単な調べものだったり気になってリンクを開いた記事だったりを、自分は閉じたりしない。タブを開きっぱなしで放置してしまう。新しいタブを開きたいときは、必要なさそうなものをいくつか閉じ、その中でやりくりしている。
まさしくこれになっている。
何故そうなってしまうのかと言われると、それは自分の部屋が物でいっぱいで一向に片付かないのと理由は同じな気がする。要するに、何かを捨てることができないのだ。それが物理的な存在であっても、webページのタブであっても。殆ど必要のないものだとわかっていても、それを手放すということは、その存在の喪失を意味している。だから別れを告げるのを躊躇い、あと少しと馬鹿げた延命措置を繰り返す。
ところが先日、操作を誤ってタブを全て閉じてしまった。「最近閉じたタブ」の欄から一つ一つ復旧するのもさすがに骨が折れる。どうやら諦めるしかなさそうだ。保存しておきたいページはブックマークに入れるから、開いた状態で残っているタブは特段の理由があって開いておいたものでもないのだけれど、それでもそこにあったものが消えてしまった喪失感はそれなりに身体に沁みてくる。
しかし同時に、自分は晴れやかな気分でもあった。500のタブが開いている状態は、やり残したタスクがずっと宙に浮いているような居心地の悪さも内包していた。モノであふれた部屋の中にいるからといって、それが心地よいという訳ではないのだ。そういう人もいるかもしれないのだけれど、自分はただ捨てることの喪失感が持ち続けることの負担よりも大きいから捨てられないだけで、部屋にモノが多いことにストレスを感じないわけではないのだ。タブを限界まで開いている状態は、かつて自分が開いたページの記録をそこに保持しておけるという安心感とともに、自分の意識の中にそれらがずっと入り込んでくることの苦しさも同時に背負っていた。だから、タブが消えてしまったことは、その枷から解き放たれたということでもある。
どうせ見返すこともないタブが消えてしまったことの喪失感は、やはり思い返すこともなくなっていくだろう。だから忘れて生きていくことにする。忘却は負の感情から人の心を守るための機能でもある。その喪失は背負えない。すべての喪失を背負っていては、人は歩くことはできない。だから心の中で小さく別れを告げて、あとは置き去りにして次の時間を歩いていく。
ちなみに上記の画像はiPadのもの。iPhoneのタブは消えてしまったが、こちらはまだ残っている。消えるまで500のタブはそのままにしておくことにする。なぜならiPadのブラウザはあまり開かないので、タブが存在していてもあまり精神を圧迫することが無いため。そういう自分ルール。
やろうやろうと思っていた作業の一つ、スマホの回線の切り替えを実施した。端末がeSIMに対応していたので、SIMカードの郵送などといった手間もなくオンラインで切り替えが済んだ。しかし以前の回線がちゃんと解約できているのかなど、不安は不安である。なんだかんだで店頭での手続きは安心があったな……と思いつつ、最初からすべてオンラインであれば切り替えの際に不安を覚えることもなさそうではあるのでなんとも言えない。しばらく様子見。
アイドルマスターも少しずつ進めている。選択肢の正解不正解になんとなく時代性を感じる。割と素直な選択肢が正解だったりする。今だったら逆に嘘っぽくて白々しいなと思ってしまうようなものが、実はそれで良かったりするので、そこに時間の流れを感じる。あるいは自分の感性が捻くれているだけかもしれない。今日も何度も選択肢を間違えた。
オーディションは少しずつコツをつかんできたような気がする。シャニマスのように各審査員に対して1位のアピールをとる必要はなく、3位以内に入るように満遍なくアピールしていくことが効果的ということに気がついた。でももしかしたらチュートリアルで言われていたような気もするので、だとすると単に自分が話を聞いていないだけということになる。
流行の移り変わりがシャニマスと比べると緩やかで、対応するための移行期間がちゃんと存在している。とはいえ現状は満遍なくステータスを伸ばし、流行1位の属性を衣装などでさらに伸ばすという戦略をとっているので、あまり流行の変化に影響を受けない。とか思っていたら流行が変わった後のオーディションで落ちてしまった。オーディション慣れてないじゃん……。
思い出アピールが打てなくなっていて何事かと思ったが、もしかしてこれは営業で回数を補填する必要があるのだろうか。思い出を償却して戦っているのだろうか。説明されたのかもしれないがちゃんと把握していない。自分が話を聞いていないのがいろいろ問題な気がしてきた。手探り感も楽しいのでしばらくこのまま進めようとは思うけれど、ちゃんと最後まで行けるだろうか……。
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