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日記:クラゲ宇宙

すみだ水族館に行ってきた。クラゲを見たかったからである。





入口にあった表示。他にも水族館の生き物で距離を示しておりユニークだった。それにしてもチンアナゴって30cm弱もあるんだ。結構長いな……。


入ってすぐは淡水エリア。すみだ水族館は順路がなく、好きなようにエリアを行き来できるようになっている。空いているところから回るのがよさそうである。

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川底のエビ。いま気付いたが、説明を殆ど読まずに回っていたので何のエビなのかわからない。しかし忙しなく手(?)を動かしているのを見ると心が癒されていく。そこに生命があり、自分とは関係なく動いているのを見ると不思議と感動がある。自分が知らない場所でも生命は動いているし世界は回っているんだなと思うと、なんとなく心が楽になっていく。それが人間のために作られた水族館という箱の中であるという都合は承知しているけれども。


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水槽のガラスは観賞用にある程度の屈折が存在していて、それが水の中を広く感じさせる。どこまでも水の中の世界が広がっていくのではないかと錯覚する。


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上の写真の中央あたり、気泡が連なって上の方に伸びていっている様子がわかるだろうか?この気泡の始点は水草の葉であり、水草の呼吸が気泡となって吐き出されているようではあるのだが、それが一定間隔で途切れることなく続いていたのが不思議で面白い光景だった。


淡水エリアの次はクラゲのコーナー。

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アカクラゲ。照明もあいまって余計に赤い。触手が絡まって大変なことになっていた。このあといくつかの触手を切り離しながらも無事にほどけていった。

ところで、あまりよく知らないのだけれどクラゲは苦しむことがないらしい。なので触手を切り離したときも、きっと痛みもなかったのではないかなと思う。



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これは……何クラゲだ……?公式サイトと見比べてみると、たぶんパシフィックシーネットルかな……。フリルのような触手がかわいい。


ミズクラゲのコーナー。ビッグシャーレという水槽に展示されており、ライトアップされるミズクラゲの様子を上から見下ろすことができる。以下はその水槽を実際に見下ろして撮ったもの。たくさんの光に包まれていくミズクラゲたちの様子は非常に幻想的である。

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ゲーミングミズクラゲ。


水槽を横からのぞき込むこともできる。これまた神秘的な光景が広がっている。

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宇宙の果てみたいな光景。


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周辺のガラスに反射してミズクラゲが映っている様子もとても綺麗である。結局、1時間くらいクラゲを見ていた。


さて、すみだ水族館には目玉がもうひとつあり(というか恐らくこちらの方が有名な気がする)。ペンギンである。

ペンギン相関図なるものが公開されており、見てみると昼ドラもかくやと言うほどにドロドロとしたペンギン関係が繰り広げられていて面白い。


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仲のいい2羽のペンギンを岩の下から見つめるペンギン。

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こちらも戯れているペンギンたちを隣で見つめているペンギン。

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2対2の様相を呈しているペンギン。

ペンギンたちの腕(羽?)にはバンドが巻かれており、その色と相関図を見比べることでそのペンギンの名前がわかる。しかしやや遠くから眺めていたせいかちゃんとバンドの色を判別することができず、いま見ているペンギンがどの子であるのかをちゃんと把握することができなかった。今度行くときはじっくり観察したい。



他にも様々な生き物を見ることができる。

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入口の表示でも見たチンアナゴ(まだら模様の方)とニシキアナゴ(オレンジと白の縞模様の方)。実は30cmもあるのか……。

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名前忘れた……。とても大きくて青い魚。かわいい。

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江戸リウムという金魚のエリアの中の、タンチョウという金魚。確かに鳥のタンチョウに似ている。


総じて非常に満足度の高い水族館だった。水槽の数で言うと突出して多いわけでもなく、面積も広いわけではないのだけれど、それを感じさせないほどにそれぞれのエリアの水槽にのめり込んでいた。そこまでたくさんの水族館を知っているわけではないのだけれど、自分はクラゲとペンギンが好きなのでとても楽しめた。

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そういえばスカイツリーは昇ったことがない。いつか昇ってみたい。


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