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FUJIFILM GFX50S II と GF80mmF1.7 R WR とゆく 越後妻有 大地の芸術祭 2022

新潟に仕事で行った週末。少し時間があったので大地の芸術祭を巡ってみた。買ったばかりの GF80mm をお供に。

越後妻有里山現代美術館 MonET

越後妻有 大地の芸術祭 2022 の玄関ともいえる施設。多くの作品が出展されている。実のところ私は、ここだけを見るつもりだったが、ここでの展示内容があまりにも素晴らしすぎて、2日間の旅程すべてを「大地の芸術祭」に捧げることになった。

GF80mmF1.7 R WR
GF80mmF1.7 R WR
GF80mmF1.7 R WR

みどりの部屋

個人的に最も印象に残った展示。
参加型のインスタレーションで、豪雪地帯の十日町に、冬でも緑を感じる場所をコンセプトに、訪問者が葉を描いて壁に貼っていく。葉は2012年から蓄積されていて、部屋を覆い尽くしていた。毎年、毎年、葉っぱが増え、部屋に茂っていくのが、本当に植物のよう。

GF80mmF1.7 R WR
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土市駅

これは作品ではないが。こじんまりした駅がかわいい。
駅周辺にもいくつか作品があった。

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鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館

廃校になった真田小学校を、実在した最後の生徒3人を主人公にしたアート。空間全体を絵本のようにしている。
廃校の素朴で懐かしい雰囲気と、窓から見える優しい緑、ポップなキャラクターが混ざり合い、とても優しい空間。

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ビルズクラウド

山の中の一軒家に入ると、ランタンの光が揺らめく空間になっていた。自然の多い森の中から、陰翳の世界に入る。

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まつだい「農舞台」

ここもメイン会場の一つ。多くの作品が展示されている。
河口龍夫さんのインスタレーション作品「関係-黒板の教室」。は特に印象的。部屋の壁・床・机・用具まで、すべてが黒板であり。入り口でチョークをもらって落書きできる。

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ヤギもいた。
ちょうど日が暮れ始めて、今日イチのベストショットが撮れたと思う。

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周辺の森の中にも作品が点在していた。

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1日目終了

山の奥に沈む夕日で、空が淡いグラデーションになっていた。

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2日目

朝、宿にて。使い古したソファーと漫画がいい味出している。

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清津峡

2日目は十日町市周辺を散策。
日本三大渓谷「清津峡」の長いトンネルの間にもアート作品が展示されていた。

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道中の畑。

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たくさんの失われた窓のために

桔梗原うるおい公園にある。内海昭子さんの作品。
爽やかな風を受けて揺れるカーテンの奥に広がる、妻有の風景は心が穏やかになる。

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最後の教室

廃校を丸ごと使った、クリスチャン・ボルタンスキーの作品。
窓が全て塞がれた真っ暗な校舎の中に、光と音を使った表現が独特の世界観になっていた。
クリスチャン・ボルタンスキーは死をテーマにする事が多いが、のどかな農村の中にから一歩入ると、その異様な空間につながる様は、まさに現世から突然あの世に迷い込んだようだった。

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一歩外に出ると、豊な自然が広がる。

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家の記憶

塩田千春さんの作品。黒い毛糸が家に縦横無尽に張り巡っていた。

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境界の神話

街中の空き地にポツンとあった内田繁さんの作品。今回、最後に見た作品。
何かホッとした。最後にふさわしい。

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終了

2日間丸々見たが、全体の1/8くらいしか巡れなかった。展示の範囲も広く、アートを見ながら、近くの街並みも鑑賞していたら見る見る時間が経っていた。また、こよう。


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