リハビリ

先日友人に頼まれて、ひとつ文章を書いて寄稿した。
このところ久しく文章らしいものを書いていなかったので、いささか筆(といってもパソコンを打つ指)が進まず難儀した。

近頃の私は文章を書き始めるとつい長くなってしまうところがり、寄稿した文章にしてみても書き上げてみたら、頼まれていた分量の倍程に膨れ上がってしまった程で、どうにも簡潔にまとめる能力が著しく欠如しているようで参ってしまう。

私はかつて二十歳の頃より定期的にブログを書いていたのだが、数年前、何かの拍子にパタリと辞めてしまった。
それも今思えば、簡潔にまとめられる事がつい長くなってしまうのが私の文章の本質であったのに、いつしかそれが長い文章を書かねばならないという意識にすり替わってしまって、今度は長い文章を書かねばならないと思いながら書いているわけだから、結果としては更に長い文章として仕上がる。
こうなると文章ひとつ書き上げるにも膨大なエネルギーを消費する事となり、元来怠惰な性質の私は面倒だから終いにしよう、となり果てた、こういった寸歩なのである。

そんな中、長らくぶりに文章を書いてみると、面倒な気持ちも幾分薄れていたので、リハビリがてらここに文章を綴っていくことにした。
それも長ったらしくない短いものを、そして中身のないものを書こうと思っている次第で、また怠惰な心に支配されれば辞めてしまうかもしれないが、やる気のあるうちに何本かは書いてみようかと思っている。

しかしながら、この文章がもう既に長くなってしまった。