婦人科入院で役に立ったものリスト
入院録をさんざんnoteに書き付けてきましたが、どなたかのお役に立てるかもしれないので入院に備えて買ったもの、持ち込んで役に立ったものをまとめてご紹介したいと思います。
前提としては腹腔鏡で子宮と卵巣の摘出手術を受けた場合です。
◆アトファイン・傷あとケアテープ
手術経験者の先輩方がこぞって激推しなさっていたのが術後の傷跡保護のテープ。素直にしたがって入院前にポチっていました。
病院で勧められたお安くて細いテープもいいのですが、それだと脂肪が分厚いせいか傷口がぴっちり閉じないかんじが気になってしょうがなかったので退院後にこちらを貼り直しました。
Mサイズだとだいぶ大きいので、ハサミで切って使いました。ぴったりふさいでくれるので安心感がありました。1週間ごとに貼りかえるのをお忘れなく。
3週間もすればテープなしの状態でも傷口がくっつくのでそれまでの辛抱ですよ。
いろんなメーカーから類似製品が発売されてるので、お好みで選ぶとよいと思いました。
◆いつもより2サイズ大きいショーツ
腹腔鏡手術でしばらくの間おなかがガスで膨らむのと、手術で切る位置にちょうどゴムが当たるので、いつもより2サイズ大きめかマタニティー用を用意するとよいと聞いていて、まさにその通りでした。
ユニクロのシームレスは伸縮性が良くてウエスト位置が高いものだと傷口と切ったヘソに食い込まないので良い感じでした。
しまった履き口がへそ(傷口)に当たるぞ!な時にはハンドタオルなど適当にたたんでゴムとおなかの間に挟めばOK。ピンチの時には思い出して見てくださいね。
◆ペットボトル用キャップ付きストロー(100円ショップ)
前回の入院では炎症が広がりすぎて寝姿勢で水を飲むのに苦労したのですが、腹腔鏡手術後の方がぜんぜん起き上がれるし歩けるしで、さほど必要ではありませんでした。
でもこれがあると喉が痛くても下を向いたまま飲めるので便利であることはたしかです。私の場合は術後に麻酔の影響で喉がずっと痛かったので助かりました。単にストローだけ持って行っても良いと思います。
ストロー式で寝たまま飲める便利そうな物を見つけたので貼り付けておきますね。動けなくても飲めるので、より大きな手術後や介護にも役立ちそう。
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◆使い切りのお試し用シャンプー&コンディショナー
ボトルごと持っていくとかさばるので、個包装になっている小さい袋状のものを通販でシャワー可能な日数分ポチりました。ドラッグストアにも最近はボトルといっしょに棚に並んでいたりしますね。
割高ではあるので、試供品をもらったら取っておくと節約になるかも。
◆のど飴
私の場合は冬だったのと、病室が乾燥していて、術後にぜったい咳をしたくないのに麻酔の管を通してた後遺症なのか喘息のように突発的に咳が止まらなくなって困りました。ちなみに私は呼吸器系の疾患をもっていません。
水じゃ咳が止まらなかったのでコンビニサイズののど飴を持っていって大正解でした。
夏場でも院内はエアコン掛けっぱなしで乾燥していることには違いないので、一応持って行っておくといいのかもしれません。
※回診などで医師の許可を取ってから舐めましょう。
◆保湿クリーム
ふだん家ではめったに手荒れしない方ですが、冬入院で一晩寝て顔を洗ったら、顔面も手も露出してる肌がカッサカサに毛羽立っていました。皮脂のカス? 鏡を見て「こんな事ある?!」って声出してました。
おなかも皮脂の細かいカスがすごくて回診で見せるの恥ずかしくなっていたので、伸びのよいなめらかな全身に使えるクリームがあると安心かもしれません。
◆カーデガン、肌着、靴下
夏場に入院したときは病室が適温だったので、冬入院をなめていました。
断熱材が入ってなさそうな壁からの冷気で体が震え、ふだん便秘しないのに全然でなくなるほど体が冷え切って、術前でも布団にずっともぐって震えてました。
(体を冷やすのが一番ダメな婦人科の入院なのに・笑)
カーデガンとパジャマの下に着る肌着やTシャツと厚手の靴下をもっていったのは正解でしたが、それでも寒かったです。寒がりさんはお忘れなく!
◆ひもなしのスニーカー
スリッパやクロックス禁止で、手持ちの紐スニーカーは履きずらくて前回入院時にトイレ行くたびにめんどくさかったので、ダイソー500円商品のスニーカーをゲット。1cm大きいくらいが脱ぎ履きしやすいです。
◆眼鏡ケース
メガネユーザーが普段使わなさ過ぎて忘れがちなアイテム第一位!
術前にメガネを入れて看護師さんに預ければ、術後に部屋まで靴や下着と一緒に返してくださいました。
◆ヘアバンド
髪を結べる長さがない時、忘れがちな必須アイテム。
顔を洗うとき、忘れると地味に不便ですぞ!
◆小さいマスコットやぬいぐるみ
個室で孤独な方が落ち着く陰キャ代表みたいな人間の私ですが、つまりですね、私がぬいぐるみを愛する理由の一つが「具合悪くなって弱ってても感情リテラシー低めなサイコな人や毒親たちとちがって嫌な顔してこないから」なんじゃないかなと(唐突の誰も得しない自己分析)。
どんな理由でも絶対いじわるしてこない最強無機物のぬいぐるみたちだけは部屋にいると目に入った時にふふって笑顔になれるわけですよ。病室へつれていくと和めます。一種のお守りですね。
高レベルのぬいぐるみテイマーともなれば、高次元会話スキルにより「手術いたくなかったねー」「よかったねー」「えらかったね~」「ね~!」なんて一馬力のはずなのに二馬力の慰めパワーを得て自己回復を遂げることもできます。
全地球人がすればいい!
*ぬいぐるみ療法、ドールセラピ-で検索してみてください。
◆ペットボトルホルダー
S字フックをお勧めされる方が多い印象ですが、外れるとバッグごと床に落ち、とるためにベッドを降りてしゃがむとき絶望します。特におなかを切った後はしゃがむなんて怖すぎてムリ。
そしてサイズを間違えると、手すりの方が太くてS字がかけられないという悲劇も。
画像のようにベッドの手すりにマジックテープ部分を止めて、ボトルではなくトートバッグを吊るしておくと便利でした。マジックテープの付いた結束用のバンド(3個100円inダ〇ソー)も外れにくいので安心です。
◆2メートルのライトニング&マジックテープバンド便利
マジックテープ系のアイテムは激推し。
家でコードまとめるのに使ってる物を一時的に持っていけばヨシッ!
以上です。
何が必要かは個人差あると思いますが、持っていきすぎると置く場所に困るので入院時だけはミニマリストでいたいものですね。
番外編「持っていけばよかったもの」
◆ガム
これは売店で買えばすむのですが、念のため。
私だけかもしれませんが術後は頭の中がうっすら寝ぼけてるようなモヤが掛かってるような集中力のなさが1週間以上つづいていました。
脳に物理的な刺激を与えると改善するかなと思ってガムを噛んでみたら3日くらいで改善できました。
頭の中が以前のようにシャキッとして低下していた記憶や集中力ともに戻った感じがしたので、同じ症状が出たらぜひお試しあれ。
少し調べてみたらこれが術前に説明を受けていたあの「術後のせん妄」の症状のうちの一つのようでした。極端なケースでは日時や居場所が分からなくなる人もおられるようです。
◆レンチンOKのプラコップ
病棟に自由に使ってよい電子レンジがあって、そこでチンする以外に温かい白湯を手に入れる手段がなかったのです。
しかし
割れる素材のマグカップの持ち込みは禁止
金属とふつうのプラはレンチン不可
電気ケトルの持ち込み禁止
給湯室の使用も禁止
一休さんのとんち?
これを解決する唯一の手段がレンチンOKのプラコップだと気づいた時にはすでにベッドの上で、Amazon配達で入手できるはずもなく。
入院中に一回もお白湯を飲めず、痛み止めの薬を飲むたびに冷たい部屋で冷たい水を飲みお腹が冷え…。家で調べて買っとけばよかった…!
いろいろ余計な事を書きすぎて3千字以上おつきあい下さってありがとうございました。
皆さんにおかれては、どうか快適な入院ライフをお送りくださいね。
おまけ
よかったらこの記事を書いているヒトが販売中のLINEスタンプを使っていただけると、心の燃料になりますので何卒よろしくお願い致します。
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