腹腔鏡手術で子宮卵巣摘出した話-2
入院2日目/手術前日
私は土曜入院だったので手術の前が1日ではなく2日間ありました。
でも1日目に大事なことはぜんぶ済ませたので、2日目にしたことといえば浣腸くらいです。
間食NGだった件
入院中は出される食事と水・お茶・スポドリ以外はNGという規定があることを2日目に知りました。説明されてなかったよ~。
担当看護師さんいわく、私の場合は消化器系疾患ではないしそこまで厳しくしなくてもいいらしいのですが、初日にライオネスコーヒーキャンディー食べちゃったし自販のホットコーヒーも飲んじゃった!
ここで気を引き締めて自己判断はダメだと思い、医師の回診のときにのど飴の許可を得ておきました。何に響くかわからないので患者側の報連相も大事ですね。
こののど飴、後日めざましい活躍をしてくれます。
下剤を飲む&浣腸
昼食後に明日の手術に備えてお腹の中身をからっぽにするため、遅効性の下剤を飲み、夜は浣腸がありました。手術当日の朝も2回目の浣腸をします。
2回とも看護師さんがして下さるし、無痛でした。
しいていえばケツだけ星人となっている自分を客観視すると痛いです。
検索したらフィギュア化されててあやうくポチりそうに。冷静になれ。
ちなみに今回の入院中の看護師さんのご発言の中で人類が最後の砦を死守するために覚えておくべき言葉はこれだなと思いました。
↓
「どうぞいってください!」のGOサインと同時に、動きの鈍さには定評のある私でさえ人生トップスピード出てましたね。
それにしても婦人科(産婦人科も)にかかると女子として・人として恥ずかしいことがどんどんなくなっていきますね。
誰もが医療従事者という最高位の存在の前では無力。
若い頃は婦人科の内診がほんとにイヤでイヤでこわすぎでしたけど(好きな人などいない)、心を閉ざしてあのへんな形の診察台に上がれるようになるまで長かったです。
経腟エコーが超苦手なのは依然変わりません。
あれ、女性技術者の参入で針金か糸くらいに極細に進化しませんかね? 患者には子供だっているし抵抗感と怖さは極限まで最小化してくれたら、心の負担が軽くなるかもしれませんね。
「レンタルなんもしない人」ならぬ「レンタル・婦人科の診察につきそう女」というジョブがあったら心細さをかんじている女性たちをはげましにいきたいです。
私などは現年齢の半分の時に生理痛が重くてQOL低下が著しく人生に支障が出始めて震えながら婦人科へいったとき、うまく医師に説明できなくてもどかしいし恥ずかしいし、受付の人がデリカシー無くて大声で受信理由を話すしで、もうつらくてつらくて、誰かにそばにいてほしかった気持ちを今でも覚えています。忘れられない。
けどその当時でも生理痛がないため同性への理解がなかった実母に付き添ってもらうという選択肢だけは無かったです(笑)。
血圧が上がってる件
心は平常心だったのに体が緊張してるのか、単に病室が冷蔵庫級の寒さだったからなのか、午後の血圧が140突破してました。
寝てTVとYoutube見ていただけでなぜ上がる?
よちよち歩いてる子猫動画にときめいていたせい?
その上、昼前と午後に何回か心臓がキューっと痛むあの現象が起きて、これ自体は慣れちゃってるけれど引き攣る感じには生命の危機感を煽られるので最悪です。
心臓の件で根に持ってる過去をネチネチと暴露してる記事はこちら↓
で、このあと心臓痛いのを気にしつつも、ひとつ前の記事に書いた余計なことを考えない方法を実践して眠れちゃったので、とくに手術に影響はありませんでした。
看護師さんの話では手術直前に血圧が190突破してた人もいたそうです。
キリンか!
緊張で私程度の数値になる人はザラにいるようなので一安心です。←?
地震
よりによって手術の前に心も体も病院ごと揺さぶってくるのが地球。
以前の入院中も今回も地震があって、看護師さんが全病室の見回りして下さっていて、安心させてくれるのがありがたかったです。
この地震のちょうど一週間後くらいにトルコ・シリア地震が発生し、目を覆うような事態になっていました。
もし同じような災害が自分のいる場所で起きたら手術どころじゃなくなっただろうし、怪我をした大勢の人たちにすぐには医療が十分に提供されるとは思えないし色々考えるきっかけとなりました。
いつ災害が起きるかはわからないので、安全なときに安全な場所で手術を受けられることは幸運なことなんだなと思い知りました。
被災者の方ができるだけ多く助かりますように!
おまけ: 自己判断がNGな件
インターネットで相談している人たちのコミュニティーでログを読んでいると、自己判断で処方薬を勝手に中断してる人、けっこうお見掛けします。
ホルモンの薬や抗生物質は継続して飲むことに意味があるので言われた通りに飲み、問題があるなら医師に相談(病院へ電話)してから中断しないとかえって治りにくかったり、継続の苦労が水の泡になるので「やめていいですか?」なんて医師でもない正体不明のネット民に判断をあおいじゃダメだと思いました。
匿名の場では年齢も性別さえも信頼できたものではありません。
暇なおじさんが混じっていても不思議ではありませんし、はっきり丁寧な口調で答えている人がまだ高校生の可能性もあります。
同じことで悩んでいる人がこのnoteを読んで私に共感してくれたら嬉しいけど、かといってその気持ちと信用はイコールにしてはいけません。私の言いなりになってはいけません。話半分で読んでください(なんだこのお願い?)。
あるいは個人で入手した薬剤を医師に確認なしで自己判断で飲んでるという人も。すごく危険。
自己責任というものはたいがい取り返しがつきませんからね。
場合によっては子宮の症状を抑えるかわりに別の病気を悪化させるような作用をもつ薬剤もありますし、私はホルモンに関わる薬の類はお手軽な市販薬でも自己判断では買わないようにしています。
しかし私(患者)のほうから聞かないとろくに飲み方も教えてくれない医師もいたので、患者側だけの責任とも言い切れないように思えます。
こういった問題が改善されると良いですね。
あまり誰かの役に立てる内容ではなかったかもしれないのですが、読んで下さってありがとうございました。
次回はいよいよ「手術当日」についてやたらと細かく書きたいと思います。
また読んでくださるとうれしいです。
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