見出し画像

2023年9月10日@岡山 西野博之さん講演会、書き起こし①

特急うずしおで徳島駅まで帰ってきた時
駅のホームで中学生ぽい子どもが警察官と何やら話していたことや
その仲間のような関係性の子達の中にも
中学生かなーって子がいて、値段の張るワゴン車のあたりで
屯っていた(ってことは、免許の取れる大人がいるってこと)




久しぶりに、こういう環境にいる子どもをみた。
関われていないので、本当に見ただけ。

居ても立っても居られないなと、今朝思い立って
西野博之さんの講演会「地域でつくろう やってみたいが生まれる場所」
そこでメモしたまんまの部分と解釈も入れて書き起こすことにした。

私にできることを、やるしかないから。

会場は公園もありつつ
商業施設もあって、なんと駅の真横!めっちゃいいー!

なんでゆめパがいるの?

・不登校、引きこもりの増加
→コロナで学校がつまらなくなった。
壁に向かって、給食を食べる。黙食を強いられる。
友達とも離れなきゃならない。
ふれあい機会、関わる機会がなくなってしまった。
2022年不登校児童生徒数は約24万人
そのうち、中学生は20人に1人、小学生は77人に1人となっている。

・2022年、いじめが確認されて文科省まで数が報告されている件数で
一番件数が多い学年は小1から中3までどこでしょう?(挙手で答える)
正解は、小2、その次に小1、小3と続く。
小学校低学年が一番ストレスを抱え込んでいる。
また、いじめの件数は50万件報告されており
うち、命に関わる重大ないじめは、705件に上っている。
小さな頃から、ストレスを溜め込んでいる子どもたちが
発散できる場所が必要!そのための、夢パーク。

・子どもの出生率は2022年度 79.9万人
10歳から39歳の各年代死亡理由TOPは、自死
(うち小中高生は、512人)
コロナ禍になり、女性と子どもの自死が増えて
NHKから「安心のタネを蒔けるような話をしてほしい」
と依頼されて、その頃インタビューを受けた。

子どもたちの今と取り巻く環境

・日本のこどもの特徴は
自己肯定感が低い
自分のことを「ばか」「あほ」だと言う
本音が言えない
→子どもたちは自信がない。

・自信を奪うのは、大人の不安
失敗や怪我をさえないように
正しい親であらねばならない
できないより、できたの経験をさせたい
→こんな親が15年くらい前から増えている。

子どもの評価(周りから、すごいね!って言われる)
🟰親の評価と捉えてしまっている。
そして、できることがすごい事になっている。
悔しい、負けた!などの経験から学ことより🥇に評価をむけている。
悔しい、負けたは、親目線で「かわいそう」と思っている。
しかし、心を育てるためには、悔しいや負けた!って思うことが必要
いろんなことを子ども自身の経験で手に入れながら育っていく。
それをさせられない、大人。
(かけっこ家庭教師、逆上がり家庭教師がいて、実際受けていた子を
大学で教えているときに、聞けば数名手が上がる)

子どもたちは…
弱音が家庭で言えない

辛い!って言えない

怒りに変わる

暴力やいじめで発散する

船戸結愛ちゃん虐待事件、5歳の結愛ちゃんが書いた手紙
社会が、この親のような、そんな風になっている。

ママ もうパパとママにいわれなくても
しっかりじぶんから きょうよりか
あしたはもっともっと できるようにするから
もうおねがい ゆるして ゆるしてください
おねがいします
ほんとうにもう おなじことはしません ゆるして
きのうまでぜんぜんできてなかったこと
これまでまいにちやってきたことを なおします
これまでどんだけあほみたいにあそんだか
あそぶってあほみたいだからやめる
もうぜったいぜったい やらないからね
ぜったい やくそくします

西野博之さん講演会2023.9.10@岡山市スライド内より

子どもと大人は社会のパートナー

1989年11月 国連の子どもの権利条約が採択される
1994年 4月 日本で批准された(世界で158番目)
2023年 ようやく子ども基本法制定
(アメリカは、批准していない)
国連の子どもの権利条約ができたのは、ポーランドのコルチャック氏の思想から

子どもはだんだんと人間になるのではなく
すでに人間である

西野博之さん講演会2023.9.10@岡山市スライド内より

子どもは、できないことばかりで半人前だ!未熟だ!だから、大人の方が強いんだ。誰が食わしてやっていると思ってんだ!とそんな思想が蔓延っている。
コルチャック氏の言葉のように
「子どもは生まれながらに一人の人間であり、権利の主体である」
大人よりも尖った存在として、差別されない存在である。

川崎市子どもの権利に関する条約 第27条

(子どもの居場所)
第27条 子どもには、ありのままの自分でいること、休息して自分を取り戻すこと、自由に遊び、若しくは活動すること又は安心して人間関係をつくり合うことができる場所(以下「居場所」という。)が大切であることを考慮し、市は、居場所についての考え方の普及並びに居場所の確保及びその存続に努めるものとする。

2 市は、子どもに対する居場所の提供等の自主的な活動を行う市民及び関係団体との連携を図り、その支援に努めるものとする。

https://www.city.kawasaki.jp/450/page/0000004891.html

・ゆめパは、子どもたちの居場所だから子ども主体のワークショップを
2001年2月から7回ほど行った。
また、公民協働によるフリースペースづくりのために
フリースペースたまりばに、当事者の声を聴くためのアンケートとヒヤリングを
川崎市から委託された。
「どんな施設をつくってほしいか、どんな施設は作られては迷惑か」
不登校児童生徒や親の声を集めて、行政・教育委員会と会議を重ねて
フリースペースづくりを行った

・夢パークは、朝9時から夜21時まで(小学生は18時まで)
月1回施設点検と年末年始だけ休みでヒーヒー言いながらやっている。
フリースペースえんは、
発達・知的・精神・身体などさまざまな障害や非行などの背景をもつ子ども・若者を受け入れている。義務教育年齢にとらわれず高校進学後も利用できる。
会員登録制、会費無料

ゆめパのじかんでも、コロナ禍でも開けたこと、カットされていた言葉がある
「コロナ禍で虐待が増えるから」のところ。
学校が一斉休校になって、子どもはゲームや動画など遊んでいる。
親父は仕事がなくなって酒を飲んでいる。そのイライラの矛先が子どもに向かう
子どもが虐待を受けないために、開けた!
実際2020年は虐待が増え、面前DVも増えた。
居場所は閉めてはいけない!

まだまだある、書き起こし。
①は、ここまで。

お読みいただきありがとうございます。
思い出しながら、メモを見ながら書き綴りつつ
これどう言うこと?と調べながらするのも学び深いなーと味わっています。

100日チャレンジ2日目、無事終わり⭐️

いいなと思ったら応援しよう!