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私がアパートから引っ越す際

あの書道家であり我が恩師である栗原先生に一つ書をお願いした

一文字を、作品にして

新居に飾るためである

嫁さんと悩みに悩んで、「結」と言う文字に決断

結ぶという意味と、繋がるをコンセプトに

家族全員、いい出会いをという意味をお伝えして

一つの作品となり、世界にたった一枚の書がそこに誕生した

どうもヌノタケ電気です。


前にも書いたんですが

この方に出会えなかったら、今の自分は存在してなくて

人生を変えてくれる人に出会えたことは

最高の財産である

昔の自分を振り返ったとき、ろくでもない事ばかりしてしていたし

気づいても行動しない自分がいた

そんな自分を恥ずかしいと思えることから

先生の指導は始まった

強制されるわけではない、自分がどうするか

野球の指導も同じだという

スポーツ全般、強豪校の指導を見ても

そこに人間性を育てる物がなければ

社会にでて何も残らないのだと、先生は語っていた

暴力と権力で生徒を縛り付け、試合に勝ったとしても

そんな勝より、生徒が自ら考え

自立した精神でスポーツに取り組み

そこで負けた悔しみの方が断然価値のある物であり

その子の人生においての財産になる

しかしこれは思うより遥かに難しい

先生の指導を受けていた時

怒ってくれればどれだけ楽だったかと思う

一つの練習に、意味やチームとして取り組めていなくては

先生は見てもくれなかった

ランニング一つにしても、歩幅を合わせるといった一見意味がなさそうな事で

一日それだけで終わったことがある

それを伝えようと背中を向ける態度に、多くの部員は部を後にした

それは他の教員には良くうつらなかったし

バッシングもあったというが、そんな事では意思を曲げなかった

一人の生徒の人生がかかってるんだ

中途半端にするくらいなら俺は面倒見ない

楽しくやりたいだけなら好きにしてもらったほうが良い

ただおれは、勝ちにこだわり、一生懸命やるやつを指導したいけどねと

そんな先生、出会ったことがなかった

不信感もそりゃあ少しはあった

でも、何かやらなくてはいけないことは分かっていた

それが今現在でも、強く私の心に根付いている

それはまた大きな木の幹のように

根底にして、大きな人生の土台となっていることは間違いないのである




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#栗原せいほう

#書道家

#結

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