この世に偶然など存在しない
時は夕刻
私は応援の現場を終え、もう一つロケハン(現場調査)に向かっていた
そこは屋根が低く、私のキャリアが付いた車でくぐれるかどうか
しかし私の感覚ではギリギリいけると言っている
相方に見てもらい、徐々に車をぶっこむ
するとその刹那、険しい顔してNGサイン
ダメ、だったか・・・(星野幸三)
そんなマヌケな一部始終を道路から眺める車がいたのである
どうもヌノタケ電気です。
それはなんと昼間電話していた設備屋さんだった
向こうももちろん驚いていた
まさかこんなところで会うとは
一分、いや30秒ずれていたら会うことはなかった
私が激セマ駐車を最初からあきらめ、別の駐車場に止めていたら会うことはなかった
応援の現場が少しでも早かったり、遅かったりすれば会うことはなかった
全ての調和が重なり
電気屋と設備屋はそこで出会った(恋人みたい)
だから何と言いたくはなるが
そこには何か運命的なものを感じた
いつもなら誘わないのだが、「飲み行くか?」と
「いいねえ」と設備屋
何かと理由をつけて飲みたいのはいつもの事なのだが
またなんか違うんだよなあ
結局近くの居酒屋に流れ込み
インボイスだの給料だの
結構まじめな話で酌み交わす
オヤジになったなあとしみじみ感じてしまう
相変わらずの彼の飲みっぷりに
清々しさまで感じてしまうのは
昔からの彼を知っているからなのだろう
やらなければならない事務作業があった
それに言い訳して飲みに行ってしまった
この代償のでかさも知っている
偶然なんかじゃない
これもまた運命なのである
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