理系の料理あるある
ふと、理系の人なら共感してくれるかなあと思ったことがあります。
料理をするとき、大さじ1の醤油をどのように入れますか?
きっと多くの人は、大さじ1を計ってフライパンにいれたらそのままシンクにお片付けだと思います。
みなさんに問いたい。
その計量スプーンに付着し残った醤油、気になりませんか?
私は大学で日々実験実習を行っています。
まだ自分の研究テーマがあるわけではなく、超基本的な実験操作や分析器具の使い方などを広く学ぶ段階です。
そこでよく行うのが、
「試薬を○mL量りとって~~に加える」という操作です。
実は、ただ量って加えるだけでは不十分なのです。
例えば、必要な量の試薬を取り分けた試験管から移すとき、
試験管の壁面にも試薬は付着しています。
これらも指定量に含まれますので残さず加えたい!
ということで、壁面の試薬を洗い流すように
蒸留水などですすいで加える、といった操作を行います。
(なにを使ってすすぐかは操作によって異なります)
さて料理に戻ります。
大さじ1の醤油を加えたあとのさじを見て
「せっかく量った醤油がこんなに残っている…!」
と思うのです。
なのでわたしは、
・酒やみりんですすいでいれる
・砂糖で吸着する
・フライパンに入っている野菜や肉で拭う
といったことをして、大さじ1の醤油をロスなく加えたくなります。
この気持ち、わかってくれる人はいるでしょうか。
ちなみに、計量カップで量る牛乳にも同じことを思っています。
※内容にぴったりな画像を使わせていただきました。ありがとうございます!