HHKB F5キーを Microsoft PowerToysでキーマップしたら快適すぎて
HHKBキーマップソフトでキーマップ設定をした際に課題として残っていた[F5]キーの扱いが決まりました。
HHKBキーマップソフトでは理想の形にはならず、Microsofから出ているPoewer Toys を使ってキーマップをすることで、現在ことで考えられる最高の配置を実現できました。
※ Windowsでの設定の話になります。
キーマップを行った記事はこちらです。
前回、HHKBキーマップツールで[Del]と[F2]キーをFn無しで使えるようにマップしました。特に[F2]キーは矢印操作直後の押下が多いため矢印キー隣の右Shift に配置し絶大な効果を発揮しています。
最後に [F5]キーをどうするか。解決できたのでまとめました。
F5キーの位置を解決する
F5キーは主にプログラムのコード選択行実行に使っています。
キー操作は以下を一連の動作として行っています。
[F5]キーは矢印操作の直後に使うので、矢印キー付近に配置したかったのですが、右Shiftには [F2]、右Fnには [Del] を配置しているため、矢印キーの近くにマップできる空きがありません。
しばらく [Fn+5] の標準マップで使っていましたが、[Shit+矢印] 押下後に、左手小指を[Shift]→[Fn]と小さく移動させ[5]を押す動きが煩わしく、Shiftを押したまま [F5] 操作ができたらとその方法を探しました。
Shift操作で配置するキーは、現在 [F2] キーを配置している右Shiftが良いと考えました。
HHKBキーマップソフトでは無理だった
HHKBキーマップソフトはキーを直接か、Fn押下での設定が前提のソフトなため、Shift押下時の動きを制御することはできません。Shift押下時はキーマップしたキーのShift+キー時の動きとなってしまいます。
Shit押下時の動きを制御するには、OS寄りの動きを制御する必要がありそうです。調べていたら、Microsoftから出ているPowerToysというソフトで調整が可能なことがわかりました。
Microsoft PowerToysによるキーマップ設定
今回、[F2]キーのShift押下時の動作を変更し [Shift+F2] = [F5] とする方法を実現させるべく、Microsoft PowerToysをインストールしました。
PowerToysはMicrosoft公式ページには下記のように書かれています。
なんだかよくわかりませんが、キー割当を変更したりマウス操作を変えたり、ショートカットキーを作成したりかなり色々なことができそうです。
Microsoft PowerToysを使って [Shift+F2] を [F5] にする
PowerToysをインストールしてツールを開き、Keybord Managerを選択します。Keybord Managerでキー操作に対するマッピングが行えます。
Keybord Managerから「ショートカットの再マップ」で設定します。
キーの再マップでは一つのキーを押した時の定義のみ可能なようで、二つ以上のキーの組合せの動作は、ショートカットの再マップで行う必要がありました。
ショートカットの設定は以下のように行いました。
以上で設定完了です。
Keybord Managerの初期画面で「Keybord Managerを有効化する」がオンになっていれば設定内容が反映されます。
結果
[Shift+F2] を [F5] とすることが可能となりました。
Shift押したまま [←] [↑] [右Shift](F2) と、右手の最小動作で [F5] 実行を行うことが可能になり、従来のF5キーの位置よりも遥かに効率の良い指の運びができるようになり、快適そのものです。
弱点は、端末依存設定になるので、他の端末でHHKBを使ったとしても同じ動作はできないことでしょうか。
端末依存を覚悟すれば、ショートカットの再マップはアプリケーションごとの設定も可能なためかなり応用の効いたキーマップを作ることができます。このようなツールがMicrosoftから出ていたことを知りませんでした。
以下itmediaの紹介記事を載せておきます。