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page21 人情噺
男が蕎麦を手繰ると一匹の江戸っ子が釣れていた。まだ子どもの江戸っ子だった。男は不憫に思い逃がしてやった。てやんでえと言って江戸っ子はつゆのなかに消えた。後日、再び男が蕎麦を手繰っていると、海老天が釣れた。男はあのときの江戸っ子を思い出し涙した。こうして蕎麦つゆはしょっぱくなった。
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