page22 彼は家族
息子は学校から帰るなりキッチンへやってきて私に尋ねた。「ねえ! 昔はタロウも喋れたって本当?」タロウとは飼っているペットの名前だ。私は息子の顔を見て、注意を与える。「帰ったらまずは充電でしょ」それは私たち機械が地球の主役となって人間を飼い始めてから、幾世代も経った日の午後。
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神出鬼没的不定期で更新中の『胃の中に蛙』が、まさかの有料コンテンツでスタートします。といいつつ、無料で読めます。優しいね、蛙さん!
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切り抜き小説
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小説の一部を切り抜いてみれば、想像力がムラムラします。
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