見出し画像

大自然の中で

(※写真が何枚か添付されています。)

結構前の話ですが、

隔離後の復帰1発目のチーム練習は、キャンプのスタート日でした。

僕たちナショナルポリスのトレーニンググラウンドはプノンペン市内からかなり離れています。

川を渡るので、途中フェリー移動を挟み片道合計1時間〜1時間半ほどです。

そっちの方に住めば?とよく言われますが、

周囲には何もなく、ローカル選手もプノンペン市内から通っています。

そして練習場近くに"リゾート"と呼ばれている宿泊施設をスポンサーが所有しています。

今回はそこの施設を使わせてもらって3泊4日のキャンプトレーニングを行いました。

自分としては29日間外に出れなかったのでいち早くコンディションを戻す必要がありました。

初日から別メニューも一切なかったので、怪我のリスクはとても高かったですが、キャンプ自体はとてもありがたかったです。


問題は宿泊施設。

(※以下の写真はチームFACEBOOKから引用しております)


画像1

自然が過ぎる。

写真ではめちゃくちゃ映えてます。

画像2


客層も、カンボジア人の中でも結構派手な人たちが来ていたので現地感覚でもビューティフルでインスタ映え、TikTok映えの場所ではあるのかなと思います。


ただ僕たちからするとちょっとキツかったです。


まず、狭い。笑

画像3


写真ではまあ広く見えますが実際は結構圧迫感がありました。カプセルホテルみたいな感じです。

まあこれはまだいい。耐えれる。

ベッド

中のバネが浮き上がってきて肩甲骨あたりや、寝返りをうつと脇腹、横腹に当たります。

これも結構あるある。経験済み。まだいける。

電波がほぼ無い

Twitter、Facebook、Instagramはほぼ見れないくらい。LINEのメッセージを送るのに時間がかかるくらいの強さでした。YouTubeは何故か少し見れました。

まあこれも電子書籍持って来ていたので、必要な連絡がとれない不便ありましたが、リラックスの時間は読書で全然対応できました。自分は問題なし。

大量にいるヤモリと羽アリ、アリたちやその他虫たち

自然の中に部屋があることと、ドアとドア枠の間に隙間が1センチほどあったので虫たちは部屋に入り放題。蚊に対しては持ってきていた蚊取り線香を切らすことなく4日間炊き続けたので被害はあまりなかったです。

ヤモリも僕は苦手ですが、特に害があるわけではなくシンプルに気持ち悪いと感じてしまう(それは僕の問題)とか寝てるときに枕元でガサガサ気になるくらいで、追い払っても大量発生していたので半ば諦めました。

アリもベッドによく上がってきて寝ているときに身体を這いますが、もう諦めてました。

虫関係は諦めることで対応し解決。


ここまではいいです。

大自然の中のキャンプみたいなものなので、しょうがない。

スポンサーからの提供ということなので特に。


ただ、僕にとっての1番の難点

1つのベッドに2人。

これが僕にとっては無理でした。同じベットに男性と寝るのは意外と無理。

ベッドもダブルベッドといっても、ダブルベッドの規定があるとすればその規定ギリギリ満たしているのかなってくらいの大きさでした。

3泊で1度も慣れることはありませんでした。

同じベッドに男性と寝る経験が僕にはなく、

且つその相手が尊敬する日本人の先輩という(たぶん同期でも後輩でも結果は同じだと思うけど)。

やっぱり3日じゃ慣れることはなかったです。

対応できませんでした。

まったく寝れない。笑

先輩も僕にとても気を使ってくださって、『気にせんとってな。』

と声をかけてくださいました。

が、僕には厳しいものがありました。寝れないのは自分の問題だったので。

夢か現実かわかりませんが、夜中寝返りうつとき裏拳入れてしまってすぐ起きて『すみません』と謝りました。

ほぼ1、2時間に一度のペースで起き、

スマートウォッチで測れるストレスレベルは85超えでした。新記録です。(あまり当てにはしてませんが普段の数値は30です。)

常に睡眠が足りないので、日中も暇さえあれば寝るという感じでした。

アフリカ人選手たちも全然寝れないと。1〜2時間しか寝てないとコーチに主張してましたが、それはたぶん盛ってます。

ただ、彼ら180cm越えの2人が同じベッドで寝てることを考えるとタフだなとは思いました。

ローカルの選手たちは結構楽しそうにしていましたが、実際のところ若い選手以外は『全然寝れないし身体が痛い』とボヤいてたみたいです。

各選手理由は違ったと思います。ベッドが硬すぎてとか、狭すぎてとか。ただ、ローカル選手もボヤくという事はカンボジア基準でもハードめな環境なのかなと思いました。


施設の文句ばっかりすみませんでした!笑


そんな感じで4日間睡魔と怪我のリスクとは戦いながらではありますが、2部練習もある中フルメニューをすべて離脱することなく消化できました。無理矢理でも追い込めたので自分にとっては有意義な時間となりました。


チームのスタッフも食事の時に、僕ら外国人選手がローカルフードを食べにくいだろうと気を使って僕らだけのメニューをオーダーしてくれるなど気遣いもしてくれてとても嬉しかったです。(4日間ほぼ毎食目玉焼き付きの炒飯だったので最後の方はアフリカ人選手はキレて手をつけませんでした。)

炒飯はカンボジアの美味しい胡椒かけたら、

まじで毎食でも何杯でもいけます!

宿泊施設はしんどかったですが、体調を崩すことなく怪我することもなくしっかりと練習できて僕は大満足でした。


最後まで読んでくださった方、

本当に、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?