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名曲「Let It Go」の異様さ

皆さん、「Let It Go/ありのままで」という曲知ってますよね?
では、「アナと雪の女王」という映画は見たことありますか?


アナと雪の女王(通称:アナ雪)は2014年に公開されたディズニー映画です。そして主題歌&劇中歌のLet It Goと共に日本を含め、世界中で社会現象を巻き起こすほどの特大ヒットを記録しました。

そんなアナ雪、観たことある人も多いと思いますが、なにか違和感は感じませんでしたか?Let It Goの場面で。

https://youtu.be/AoUxjQOQW7A ←これです

私は感じたのです。それを分析していきたいと思います。

まず私のこの場面に対する違和感の正体は、

ミュージカルっぽくない

ってことです。数々のディズニー映画と同様にアナと雪の女王はミュージカル映画です。しかし、この場面だけは何故だか突然pvが始まったように感じるんです。そしてこのLet It Goのシーンがういて見えて、違和感を感じるんです。
ではなぜミュージカルっぽくないのか、私なりの分析です。


そもそもミュージカルっぽいとはなんでしょうか。
私の中の個人的なイメージでは

・2人で掛け合ったりハーモニーを奏でている

・大人数でワイワイ歌っている

・1人で感情を動かしながら歌っている

・キャラクターがノリノリで動いている

です。抽象的なのでこの4点を具体的に、

①複数人で歌っている

②曲中にセリフ(笑い声や泣き声も)がある

③作中の効果音が曲の一部となっている

④曲に合わせて体を動かしている

とします。

これらをLet It Goに当てはめてみると、、、

①▷▶︎▷▶︎×  エルサのソロ曲です。

②▷▶︎▷▶︎×  セリフはないですね

③▷▶︎▷▶︎×  エルサが魔法を使ったときに効果音がありますがあくまで効果音で曲とハモってはいません。

④▷▶︎▷▶︎〇  サビのエルサが魔法を使うシーンや城を作るシーンは曲にあっていますね。

④には当てはまりました。
しかしLet It Goがあまりミュージカルっぽくないってことは④はミュージカルらしさには関係ないのかもしれません。

よくよく考えてみると、曲に合わせて体を動かすってつまりはダンスですから④は普通のJ-POPの音楽等にも当てはまりますしね。

というわけで、ひとまず結論として、Let It Goは、

★ソロ曲である

★曲中にセリフ(笑い声や泣き声も)がない

★作中の効果音が曲とリンクしていない

ためにミュージカルっぽくない曲となっているのです。

でも意外とこのことがLet It Goという曲のヒット、そしてアナと雪の女王という映画のヒットにつながったのかもしれません。なぜかというと、

歌いやすい

からです。ソロ曲なので1人で歌えますし、音程も崩れるところがありません。歌いやすいからカラオケでも歌われるし、小さな子どもの間でも流行りますからね。


一応、以上が私のLet It Go分析です。
でも今回「ミュージカルっぽさ」っていうのを考えてみてまだまだ不足してるなって感じるところもあります。個人的にミュージカルらしさの条件①~④はなかなかな物だと思っているので、他の曲を例にあげながらミュージカルっぽさを分析する記事も書けたらなって思います。

読んでいただきありがとうございました!





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